2008年ドラフト、セ各球団の成果は? 大田が巨人入団、10年で多く戦力外に
各球団で生き残っているのは1人ないし2人という現実
12月も終盤に差し掛かり、2018年もあとわずか。プロ野球界もすっかりシーズンオフとなり、話題はストーブリーグが中心となっている。各球団の契約更改も進み、FA権を行使した選手たちの去就も全て決定。新助っ人の補強も、続々と発表されてきている。
そして、今秋のドラフト会議で指名された各球団期待のルーキーたちも正式に契約を締結。各球団で新入団選手発表会も行われており、お披露目されている。中日に入団した根尾昂内野手やロッテの藤原恭大外野手、広島の小園海斗内野手、日本ハムの吉田輝星投手、西武の松本航投手、ソフトバンクの甲斐野央投手らが注目を集める中で、来季、一体どの選手が輝きを放つのか、楽しみだ。
ただ、ルーキーたちがいきなり1年目から活躍するのは、なかなか至難の技。昨年のドラフトで指名された今季のルーキーたちも然り。清宮幸太郎内野手が大きな注目を集めた中で、大きく活躍したのはDeNAの東克樹投手ら、一握りの選手だけだった。
ドラフトの成果は5年、10年経ってみないと分からないと言われるもの。では、5年前から10年前の各球団のドラフトが、今季どのように成果として発揮されたか、1年ずつ検証していってみよう。今回はちょうど10年前、2008年のドラフト【セ・リーグ編】だ。
【巨人】
1大田泰示内野手(→日本ハム)104試合383打数105安14本59点 .274
2宮本武文投手(2012年戦力外)
3齋藤圭祐投手(2012年戦力外)
4橋本到外野手 1軍出場なし(→楽天)
5笠原将生投手(2015年失格)
6仲澤広基内野手(→楽天、2014年戦力外)
育1杉山晃紀投手(2011年戦力外)
育2尾藤竜一投手(2011年戦力外)
育3山本和作内野手(→オリックス、2015年戦力外)
育4福元淳史内野手(→ソフトバンク、2013年戦力外)
【阪神】
×松本啓二朗外野手
×藤原紘通投手
1蕭一傑投手(→ソフトバンク育成、2013年戦力外)
2柴田講平外野手(→ロッテ、2017年戦力外)
3上本博紀内野手 20試合45打数19安打1本6点 .422
4西村憲投手(2014年戦力外)
育1野原祐也外野手(2012年戦力外)
育2吉岡興志投手(2012年戦力外)
育3藤井宏政内野手(2013年戦力外)
【中日】
1野本圭外野手(2018年引退)
2伊藤準規投手 11試合2勝0敗1H 3.95
3岩崎恭平内野手(→オリックス、2017年戦力外)
4高島祥平投手(2012年戦力外)
5岩田慎司投手(2016年引退)
6小熊凌祐投手 8試合3勝4敗 6.23
7井藤真吾外野手(2014年戦力外)
育1加藤聡外野手(2012年戦力外)
育2小林高也外野手(2011年戦力外)
【広島】
1岩本貴裕外野手 10試合7打数1安打0本0点 .143
2中田廉投手 15試合0勝1敗3H 13.14
3小松剛投手(2013年戦力外)
4申成鉉内野手(2013年戦力外)
育1松田翔太投手(2011年戦力外)