ドジャースは不良債権処理の名人!? 米絶賛「球界で断トツに財政的に魅力」
毎年オフに大型トレード敢行「球界で断トツに財政面で魅力的なチーム」
2015年オフにはマーリンズとブレーブスとの三角トレードで、期待されながらも花開かなかったキューバ人内野手ヘクター・オリベイラに別れを告げ、昨オフはブレーブスにいたケンプを呼び戻す代わりに、左腕スコット・カズミア、右腕ブランドン・マッカーシー、一塁エイドリアン・ゴンザレスらの放出に成功している。
これらのトレードで獲得した選手の中には、ヤズマニ・グランダル、キケ・ヘルナンデス、オースティン・バーンズらが含まれている上に、下降線をたどっていると思われたケンプは今季打率.290、21本塁打、85打点と大活躍。ワールドシリーズ進出に貢献した。
今オフも見事、年俸総額に余裕を生んだこの手腕を、記事では「球界で断トツに財政面で魅力的なチーム」と絶賛。2年連続でワールドシリーズ進出を果たしながらも優勝を逃したドジャースだが、「ついにグラウンドでもっと魅力的なチーム、そして願わくば球界最高のチームになるかもしれない」と、来季こそ念願の世界一制覇の可能性をうかがわせた。
やりくり上手で生んだ財政的余裕で、今オフさらなる補強に乗り出すのか。あるいは、シーズン中の補強のための“貯金”としておくのか。今後、結果を出しつつあるドジャースの手法に続くチームが増えるかもしれない。
(Full-Count編集部)