巨人は大型補強も内海流出、鷹は補強ゼロで終了? 12球団補強の進捗は…

阪神は西、ジョンソン、ガルシアが加入し、マルテ獲得も目前

 セ・リーグ3連覇中の広島はレグナルト、ローレンスの2人の投手と、楽天からトレードで加入した菊池保則の3選手が加入。DeNAは巨人を戦力外となった中井大介と2014年に戦力外となり再契約した古村徹、中日も新助っ人左腕のロメロと育成から支配下に昇格した渡辺勝の2人だけにとどまっている。

 阪神はFAで西勇輝を獲得し、ジャイアンツからジョンソンが加入。さらに、中日で今季13勝をマークしながら、残留交渉が破談となったガルシアを迎え入れることに成功。現時点で補強は投手のみ。課題とされる打者の補強はまだ発表されていないものの、エンゼルスのマルテの加入が目前に迫っているとされている。

◯パ・リーグ
【西武】
ザック・ニール投手(ドジャース)
廖任磊投手(巨人戦力外)
内海哲也投手(FA人的補償)
高木渉外野手(育成→支配下)

【ソフトバンク】
なし

【日本ハム】
金子弌大投手(オリックス自由契約)
ジャスティン・ハンコック投手(カブス)
王柏融外野手(台湾ラミゴ)
秋吉亮投手(ヤクルトからトレード)
谷内亮太内野手(ヤクルトからトレード)
ジョニー・バーベイト投手(タイガース)

【オリックス】
ジョーイ・メネセス内野手(フィリーズ傘下)
竹安大知投手(FA人的補償)

【ロッテ】
ケニス・バルガス内野手(ツインズ傘下)
細川亨捕手(楽天戦力外)

【楽天】
橋本到外野手(巨人からトレード)
浅村栄斗内野手(西武からFA)
福井優也投手(広島からトレード)
アラン・ブセニッツ投手(ツインズ)
ジャバリ・ブラッシュ外野手(エンゼルス)
由規投手(育成、ヤクルト戦力外)

 パ・リーグでは日本ハムと楽天がともに6選手をチームに加え、このオフ、積極的な動きを見せた。日本ハムはオリックスから自由契約となった金子弌大が入団し、新助っ人としてハンコック、バーベイトの2投手と、台湾で2度の3冠王に輝いた王柏融を獲得。さらにはトレードで、ヤクルトから秋吉亮と谷内亮太をチームに加えた。

 楽天はFAで浅村栄斗を加え、ブセニッツとブラッシュの新助っ人2人も獲得。トレードで橋本到、福井優也も加入し、新たに就任した石井一久GMが活発な動きを見せた。浅村、炭谷が流出した西武は、炭谷の人的補償でベテランの内海を獲得。驚きを与えた移籍となったが、西武にとって手薄な即戦力先発左腕を補うことに成功した。新外国人のニールと、巨人を戦力外となった廖任磊と、ここまで補強は3人となっている。

 オリックスとロッテはここまで若干少ない2選手の補強にとどまっている。オリックスはメネセスと西の人的補償の竹安、ロッテはバルガスと楽天を戦力外となった細川が加入。ただ、昨季下位に沈んだ2球団だけに、仮にこれで補強終了となると、やや物足りないか。

 FA市場で浅村と西を逃したソフトバンクは、いまだに補強無し。12球団でも屈指の戦力層を誇り、外国人も再契約を結ぶ見込みのグラシアルを含めて7選手が在籍している。このまま補強ゼロのままで終える可能性も十分にあり得そうだ。

(Full-Count編集部)

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