女子プロ野球最年長のレジェンド右腕が抱く向上心「若い選手には負けない」

試合前の食事は赤身の多い肉「体の動きが変わっていった」

――今年力を入れて取り組んだことについて教えてください。

「一番若い選手とは15歳離れていたので、とにかくプレーしやすい環境を作ってあげようって思いでしたね。若手選手からこっちに歩み寄るのもなかなか難しいでしょうから、私たち先輩組から歩み寄る姿勢を見せて、心を開いてもらえるように頑張りました(笑)」

――日々取り組んでいる調整方法について教えてください。

「食事は試合前、赤身の多い肉を意識して食べるようにしていました。シーズン中の体の動きが変わっていったのを実感できたので、続けて食べていました。良質な筋肉を作り上げるために、普段の食事はかなり気を遣っていますね。あとはセルフケアとして、ストレッチは入念に行うようしています。治療院へは月に1回必ず通うようにしています」

――このオフシーズンはどんなことに取り組みますか?

「個人としては、まずは体の疲れを全て抜き切りたいなと思います。その中で、粘り強さをつくるために、股関節や体幹(特に腰回り)の強化に取り組みます。理想は何球投げても疲れない体になることなので、ゼロから体を作っていきます」

――来シーズンの意気込みを教えてください。

「チームとしては完璧に勝ち切ることです。そのためには、今年同様に年下の子たちが野球をしやすい環境を、自分が先頭に立って作ってあげることが必要だと思います。

 個人としては、最多勝を獲得することです。先発へのこだわりは強いと思うので。何歳になってもリーグでトップの選手になるため、進化を止めない自分でいたいです。まだまだ若い選手には負けません!(笑)」

(Full-Count編集部)

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