サイ・ヤング賞左腕カイケル、5年契約求める “要求”がネックで去就長期化?

アストロズからFAとなっている2015年のサイ・ヤング賞左腕ダラス・カイケル【写真:Getty Images】
アストロズからFAとなっている2015年のサイ・ヤング賞左腕ダラス・カイケル【写真:Getty Images】

FA市場に残る大物FA先発投手、代理人は西武菊池と同じボラス氏だが…

 アストロズからFAとなっている2015年のサイ・ヤング賞左腕、ダラス・カイケル投手が5年契約を求めていると米メディアが報じた。しかし、投手の契約が続々と報じられている今オフのFA市場で、大物の一人であるカイケルの移籍先はまだ決まっておらず、この“要求”がネックとなっている可能性もある。

 カイケルはメジャー7シーズンで通算192試合に登板し、76勝63敗、防御率3.66の実績を誇る30歳。2015年には20勝8敗、防御率2.48の好成績でサイ・ヤング賞に輝いた。フィールディングにも定評があり、4度のゴールドグラブ賞を獲得している。今季は204回2/3と3シーズンぶりに200イニングに到達したが、12勝11敗、防御率3.74という成績だった。

 今オフのFA先発投手としては、ナショナルズと契約したパトリック・コービンに次ぐ評価を受けていたが、まだ新チームは決まらず。一方で、チャーリー・モートン(レイズ)、ネーサン・イオバルディ(レッドソックス)、ランス・リン(レンジャーズ)、JA・ハップ(ヤンキース)といった投手たちの契約は続々と発表されている。

 米最大の移籍情報サイト「MLBトレード・ルーモアズ」は「カイケルは依然として5年契約を求めている」との見出しでレポート。「ダラス・カイケルはFA市場に残されている先発投手のトップであり、新年が目前に迫ってはいるものの、彼の代理人であるスコット・ボラスと彼は、依然として5年契約を求めている」と伝えている。西武からポスティングシステム(入札制度)でのメジャー移籍を目指す菊池雄星投手の代理人も務めるボラス氏は、球団から大型契約を引き出すため「吸血鬼」の異名を持つが、強気なばかりに選手の去就が長期化するケースも少なくない。カイケルと同じ左腕でニーズが重なる形の菊池もまだ移籍先は決まっていない。

 さらに、記事では「MLBネットワーク」のジョン・ モロシ記者のツイートを紹介する形で「モロシによれば、フィリーズは彼の獲得をこれまでも目指してはいるが、5年契約を提示することには乗り気ではない」と指摘。ナショナルズもカイケルに5、6年契約を提示することには慎重になっているという。

 以前、カイケルの新たな契約を4年8200万ドル(約90億円)と予想していた「MLBトレード・ルーモアズ」は「現在に至るまで、各球団は2015年のサイ・ヤング賞投手獲得を熱烈に求めることよりも、彼の求める金額に慎重になっているとの報道の方が多くなっている」としている。実績ある左腕は、望み通りの契約を手にできるだろうか。

(Full-Count編集部)

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