闘将・星野仙一氏、鉄人・衣笠祥雄氏…2018年に逝去した主な日本球界関係者

長嶋茂雄氏に「幻のホームラン」を浴びた投手も

6月5日 小田義人71歳(610安打67本塁打)
 早稲田大、大昭和製紙から1972年ドラフト2位でアトムズに。一塁手としてヤクルト、日本ハム、南海、近鉄でプレー。眼鏡がトレードマーク。オールスター出場1回。引退後は近鉄のスカウトを経てヤクルトでコーチを務めた。

7月9日 永田徹登83歳(元広島投手)
 広島県立松本商から1954年広島に。1軍登板はなし。息子は広島、南海で内野手としてプレーし、現在は広島コーチの永田利則。

7月13日 大塚徹73歳(178安打2本塁打)
 土浦三高から1965年国鉄に。ヤクルト、南海で捕手、内外野手として活躍。サヨナラ押し出し4回という記録の持ち主。引退後は少年野球指導者に。

7月31日 穴吹義雄85歳(814安打89本塁打 監督150勝211敗31分)
 中央大時代は屈指のスラッガーとして知られ、争奪戦の末に南海に。この騒動は「あなた買います」という小説、映画になった。南海一筋でプレーし、引退後もコーチ、2軍監督として後進を指導。1983年から監督として3年間チームを指導した。その後解説者。

8月19日 仲野和男57歳(元西武外野手)
 我孫子高からドラフト外で西武に入団。1軍出場がないまま1982年退団。NPBの職員となり、日本野球機構パシフィックリーグ統括兼運営部長を務めた。

8月19日 八田正81歳(1148安打56本塁打)
 徳島県の鳴門高校から1955年、大映スターズに入団。遊撃手、二塁手として堅実な守備を見せるとともに、シュアな左打者として活躍。1969年に阪急ブレーブスに移籍。引退後は阪急、オリックスでスコアラー、編成としてチームに貢献した。

8月27日 鵜狩道夫82歳(55勝72敗)
 鹿児島県立伊集院高、鹿児島市交通局を経て、1955年に西鉄ライオンズに入団。58年に広島に移籍。58年9月19日の後楽園球場での巨人戦で、長嶋茂雄にソロホームランを浴びるが、一塁空過でアウト、「幻のホームラン」になり話題となった。引退後は郷里鹿児島に帰り、運動用具店を営んだ。

9月12日 田辺義三81歳(151安打10本塁打)
 群馬県立桐生高から1956年、西鉄に入団。大型捕手として期待されたが、59年に外野にコンバート。しかし1962年、練習中に打球を頭に受けて負傷。64年に引退した。以後も西鉄OBとしてチームを支援した。

400勝投手・金田正一氏の弟・金田留広氏も逝去

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