平成“最高”打者は誰だ? 30年間の安打、本塁打、打点トップは…
積み上げ型の記録は“鉄人”金本知憲に軍配
平成30年の間には野球界に数々の傑出した選手たちが現れた。NPBで積み上げられた、その偉大な功績を振り返ろう。まずは打者から。
○通算安打数10傑()は平成の実働期間
1金本知憲 2539安打(1992-2012)
2石井琢朗 2432安打(1989-2012)
3立浪和義 2405安打(1989-2009)
4稲葉篤紀 2167安打(1995-2014)
5宮本慎也 2133安打(1995-2013)
6小笠原道大 2120安打(1997-2015)
7前田智徳 2119安打(1990-2013)
8谷繁元信 2108安打(1989-2015)
9中村紀洋 2101安打(1992-2014)
10古田敦也 2097安打(1990-2007)
鉄人と呼ばれた金本知憲が1位。史上2位の連続試合出場を作った金本は、ほとんど休むことなく試合に出続けたので、積み上げ型の数字では傑出している。金本の2539安打はNPB史上では7位だ。
3位の立浪和義は1988(昭和63)年のデビューなので、この年の75安打が含まれていない。これを足せば2位の石井を抜く。
現役では鳥谷敬(阪神)が2095安打。阿部慎之助(巨人)が2085安打。開幕から先発出場していれば、平成が終わる4月末までに、6位の小笠原あたりまで迫る可能性はあるだろう。
○本塁打10傑 ※は現役
1金本知憲 476本塁打(1992-2012)
2ローズ 464本塁打(1996-2009)
3清原和博 434本塁打(1989-2008)
4小久保裕紀 413本塁打(1994-2012)
5中村紀洋 404本塁打(1992-2014)
6山崎武司 403本塁打(1989-2013)
7阿部慎之助 399本塁打(2001-2018)※
8中村剛也 385本塁打(2003-2018)※
9ラミレス 380本塁打(2001-2013)
10小笠原道大 378本塁打(1997-2015)
本塁打も金本が1位。金本は本塁打王のタイトルはないが「丈夫で長持ち」で1位になった。金本の通算本塁打はNPB歴代では10位。
1988年の東京ドームの開場以来、NPBの本拠地球場は両翼90m中堅110mから両翼100m中堅122mへと大型化した。本塁打数は、昭和に比べて減っている中での数字だ。
清原和博は昭和時代に91本塁打している。それを足せば金本を上回る。現役では阿部慎之助(巨人)、中村剛也(西武)がランクインしている。