平成“最高”打者は誰だ? 30年間の安打、本塁打、打点トップは…
通算打率は昨季からNPB復帰の青木宣親
○打点10傑
1金本知憲 1521打点(1992-2012)
2中村紀洋 1348打点(1992-2014)
3小久保裕紀 1304打点(1994-2012)
4新井貴浩 1303打点(1999-2018)
5清原和博 1292打点(1986-2008)
6ラミレス 1272打点(2001-2013)
7ローズ 1269打点(1996-2009)
8阿部慎之助 1258打点(2001-2018)
9山崎武司 1205打点(1989-2013)
10小笠原道大 1169打点(1997-2015)
打点も金本が1位。平成最強の打者と言ってもいいのではないか。今季限りで引退した新井貴浩(広島)が4位だ。清原和博は、昭和時代も含めれば1530打点になる。現役では阿部慎之助(巨人)の1258打点が最多だ。
○盗塁数
1赤星憲広 381盗塁(2001-2009)
2荒木雅博 378盗塁(1997-2018)
3松井稼頭央 363盗塁(1995-2018)
4石井琢朗 358盗塁(1989-2012)
5本多雄一 342盗塁(2006-2018)
6片岡治大 320盗塁(2005-2016)
7糸井嘉男 288盗塁(2007-2018)※
8小坂誠 279盗塁(1997-2010)
9村松有人 270盗塁(1992-2010)
10緒方孝市 268盗塁(1989-2009)
盗塁数NPB1位は、福本豊の1065。赤星の記録はその半分以下だ。平成の野球は昭和に比べて盗塁数が大幅に減っている。投手のクイックモーションなども進化し、盗塁の難易度が上がったと言われている。また、セイバーメトリクスが盗塁を重要視していないことが影響した可能性もある。
赤星はわずか9年間で381盗塁。突然の引退がなければ、さらに数字を伸ばしていただろう。2位の荒木雅博(中日)、3位の松井稼頭央(西武)、5位の本多雄一(ソフトバンク)は昨季限りで揃って引退。現役では糸井嘉男(阪神)が1位だ。
○通算打率(4000打数以上)
1青木宣親 .329/4395打数1446安打/(2004-2011/2018)※
2小笠原道大 .310/6828打数2120安打/(1997-2015)
3内川聖一 .307/6661打数2043安打/(2001-2018)※
4松井秀喜 .304/4572打数1390安打/(1993-2002)
5鈴木尚 .3034/4798打数1456安打/(1991-2008)
6カブレラ .3033/4510打数1368安打/(2001-2012)
7和田一浩 .3029/6766打数2050安打/(1997-2015)
8前田智徳 .302/7008打数2119安打/(1990-2013)
9糸井嘉男 .3008/4999打数1504安打/(2007-2018)※
10ラミレス .3006/6708打数2017安打/(2001-2013)
2018年からNPBに復帰した青木宣親(ヤクルト)は4000打数に達して打率.329、平成だけでなくNPB史上でも打率1位になった。現役では内川が3位で、右打者では1位だ。
(広尾晃 / Koh Hiroo)