2位でも驚愕182キロ超! 大谷翔平、2018年の打球速度トップ5、最速記録は…

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

昨季の打球平均速度はメジャー全体でも11位、トップクラスの大谷のベスト5は?

 打球速度は、バッターが打った打球が放たれる際の初速で計測する。打球速度と打球飛距離には強い相関があると言われており、打球速度が上がるにつれ飛距離も伸びると言われている。

 2018年にMLB挑戦1年目にして二刀流で日米を席巻した大谷翔平投手。MLBの多くのパワーヒッターに交じって昨季の平均打球速度が全体11位(92.6マイル=約149キロ)という事実が示す通り、鋭い打球を広角に弾き返し、ヒットを量産した。

 今回は打者・大谷翔平が残した打席結果の中から、スタッドキャストの打球速度トップ5を取り上げる。ただ、打球速度が速いと言ってすべてヒットやホームランにつながっているわけではない。1年目で打者として遺した大谷の軌跡を振り返りたい。

○第5位 5月26日 ヤンキース戦 112.6マイル(約181.2キロメートル)

 8回、エンゼルス大量リードで迎えた大谷の打席。ヤンキースリリーフ右腕のAJ・コール投手が投じた94.5マイル(約152キロメートル)のフォーシームをとらえ、痛烈な打球を飛ばした。そのままセンター前に抜けそうか、という当たりだったが、シフトにかかり惜しくも遊撃のディディ・グレゴリアス内野手の正面を突く遊ゴロ。112.6マイルの打球だったが、ヒットにはならなかった。

○第4位 4月3日 インディアンス戦 112.8マイル(約181.5キロメートル)

 インディアンスのベテランリリーフ、ザック・マカリスター投手から放った一打。大谷は9点リードの8回先頭で打席へ。MLB通算280試合を誇る経験豊富な右腕が、この試合で本塁打を含む2安打を放っていた二刀流に対して、2ボール2ストライクから真ん中低めに94.7マイル(約152.4キロメートル)のフォーシームを投じると、大谷は逆らわずにセンター返し。打球はものすごい勢いでセンター前へ抜け、猛打賞となるこの日3本目のヒットとなった。

2位は驚愕のホームランも、1位は名手の美技を“演出”する凡退!?

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