2位でも驚愕182キロ超! 大谷翔平、2018年の打球速度トップ5、最速記録は…
2位は驚愕のホームランも、1位は名手の美技を“演出”する凡退!?
○第3位 9月24日 レンジャース戦 112.9マイル(約181.7キロメートル)
この日「3番・DH」で先発した大谷。初回2死走者なしで、レンジャース先発右腕エイドリアン・サンプソン投手の初球の90.4マイル(約145.5キロメートル)のシンカーを迷わずに引っぱった。大谷は打った瞬間に確信。右翼手ノマー・マザラ外野手も追わずに見送るしかなかった打球は、エンゼルスファンが待つライトスタンドに飛び込んだ。112.9マイルの、まさに弾丸ライナーだった。
○第2位 7月28日 マリナーズ戦 113.2マイル(182.2キロメートル)
7月は打率.203の不調に陥っていた大谷だが、この試合は「2番・DH」で先発出場。4打数無安打で迎えた8回に大谷に打席が回ってくる。ピッチャーはロエニス・エリアス。大谷が苦手としている左ピッチャーだ。1ボール1ストライクからの3球目、96マイル(約154.5キロメートル)のフォーシームを振りぬくと、鋭い打球はライトのミッチ・ハニガー外野手を襲った。この試合初安打となる113.2マイルのツーベースヒットとなった。
○第1位 9月13日 マリナーズ戦 113.9マイル(183.3キロメートル)
大谷は「4番・DH」で先発出場。第1打席は三振に倒れ、続く第2打席は1死一塁で打席へ。投手は5回の2桁勝利を誇る右腕、マイケル・リーク投手。1ボールから投じられた88マイル(約141.6キロメートル)のシンカーを捉えた。火の出るような当たりは三遊間を破ってレフト前に抜けると思われたが、これをこの試合では遊撃を守っていたディー・ゴードン内野手が好捕。すぐさま二塁にトスし、一塁ランナーをアウトに仕留めた。今季自身最速の113.9マイルを記録した打球は、ゴードンの美技を“演出”する遊ゴロとなってしまった。
日本人として17年ぶりの新人王を獲得した大谷。シーズン終了翌日の10月1日にトミー・ジョン手術を受け、2019年シーズンは投手としては全休、打者に専念することになる。マークが厳しくなることが予想されるが、それを跳ねのけ、また弾丸のような打球を見せてくれるだろうか。
(Full-Count編集部)