ハーパー、ナショナルズと再契約へ交渉再開 総額325億円超オファー?

去就が注目されているブライス・ハーパー【写真:Getty Images】
去就が注目されているブライス・ハーパー【写真:Getty Images】

クリスマス前に話し合い、開幕前のオファーは325億円より「ずっと高額」だった?

 FA市場の最大の目玉の一人として注目されているブライス・ハーパー外野手が、ナショナルズと再契約する可能性が出てきた。年俸総額3億ドル(約325億円)を超える額での交渉となっているようだ。

 米NBCスポーツは「報道によると、ナショナルズがブライス・ハーパーと再び交渉中」との見出しで、最新の状況について伝えた。昨季まで所属したナショナルズとの再契約はなくなったと見られていたが、実際には現在「交渉中」だという。

 記事では「約1か月前、ワシントン・ナショナルズのオーナーであるマーク・ラーナー氏はブライス・ハーパーの残留を諦めたかのように見えた。少なくとも、シーズン開幕前にナショナルズがオファーした3億ドルをハーパーが受け入れない限り、そのように見えた。12月のラーナー氏の発言によると、ナショナルズはそれ以上に出すことはないとしていた」とレポート。ただ、この「3億ドルオファー」は正確ではなかったと、球界関係者が伝えている。

 かつてレッズとナショナルズで強化責任者を務めたESPNのジム・ボウデン氏は自身のツイッターで「ナショナルズのブライス・ハーバーへのオファーは、情報によると、報道されていた3億ドル“よりもずっと高額”だった。どうやら、10年3億ドルのオファーは球団の当初のオファーであったようだ」と指摘。特集では、このつぶやきを紹介した上で「ワシントン・ポストのチェルシー・ジェーンズ記者によると、ハーパーと代理人のスコット・ボラス氏はクリスマス前にナショナルズと5時間の話し合いをした」と報じている。

 現在、3億ドルよりも「ずっと高額」だったオファーを、さらに上回る条件で“古巣“と再交渉が行われているとしたら……。ハーパーの新契約が、他球団を含めた争奪戦で史上最高の年俸総額(スタントンが前所属のマーリンズと結んだ3億2500万ドル=約352億円)を超える可能性は高そうだ。

(Full-Count編集部)

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