来オフFAの元Gマイコラスは「稀な存在」 200投球回超えは「常に需要あり」

カージナルスのマイルズ・マイコラス【写真:Getty Images】
カージナルスのマイルズ・マイコラス【写真:Getty Images】

米メディアのFAランクで15位に“格付け“「健康な投手には常に需要」

 昨オフに巨人からカージナルスに移籍し、リーグ最多タイの18勝(4敗)を挙げたマイルズ・マイコラス投手。カージナルスとは2年契約で、今季限りで契約満了となるが、米メディアから来オフのFAランキングで15位に“格付け”されている。

 マイコラスは2012年のメジャーデビュー後、パドレス、レンジャーズの2球団で37試合登板(10先発)、4勝6敗、防御率5.32と結果を残せず、2015年に巨人に移籍。3シーズンで31勝13敗、防御率2.18という圧倒的な成績を残し、昨オフにカージナルスと2年総額1550万ドル(約17億円)の契約を結んだ。

 そして、昨季は米復帰1年目でエース級の大活躍。今季も同じような成績を残し、FAとなれば、大きな注目を浴びることになる。米メディア「ザ・スコア」は「2019年トップFAの早期ランキング」と題して特集を掲載。「ブライス・ハーパーとマニー・マチャドのような大物打者はいないが、代わりに一流の投手がいる」として「かなり早すぎる2019-20年FAランキング」を作っている。

 15位と“格付け”されたマイコラスについて、寸評では「マイコラスは現在の球界で稀な存在である。奪三振が少ないなど、彼が何をしているにしても、それが上手くいっている。1シーズンだけでは、球団は彼が30代に入って長期的に同じことができるのか懐疑的になるかもしれなく、このリストでマディソン・バムガーナー(11位)を越えるためには、右腕は2019年も良いパフォーマンスが求められる。しかし、200イニングを記録できる健康な投手には常に需要がある」と評価。今季も好成績を残せば、ランキングはさらに上昇することになるという。

 現在の年平均775万ドル(約8億4000万円)という額は、メジャーの一流投手としては“格安”。活躍を続け、FAランキングのトップ10以内に入ってくれば、年俸も大幅に上がることが確実だ。

 なお、「ザ・スコア」が作成した来オフのFAランキングトップ10は以下の通りとなっている。

1位 クリス・セール投手(レッドソックス)
2位 ゲリット・コール投手(アストロズ)
3位 アンソニー・レンドン内野手(ナショナルズ)
4位 ノーラン・アレナド内野手(ロッキーズ)
5位 ザンダー・ボガーツ内野手(レッドソックス)
6位 JD・マルティネス外野手(レッドソックス)
7位 ポール・ゴールドシュミット内野手(カージナルス)
8位 クリス・デービス外野手(アスレチックス)
9位 ジャスティン・バーランダー投手(アストロズ)
10位 ジョシュ・ドナルドソン内野手(ブレーブス)
11位 マディソン・バムガーナー投手(ジャイアンツ)
12位 ディディ・グレゴリウス内野手(ヤンキース)
13位 マルセル・オズナ外野手(カージナルス)
14位 スクーター・ジェネット内野手(レッズ)
16位 ヤシエル・プイグ外野手(ドジャース)
17位 ザック・ウィーラー投手(メッツ)
18位 リック・ポーセロ投手(レッドソックス)
19位 デリン・ベタンセス投手(ヤンキース)
20位 ジョーリス・チャシーン投手(ブルワーズ)

(Full-Count編集部)

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