西武ドラ2渡邉がすでに備える“プロ意識”「自分がやるか、やらないかの世界」

西武・渡邉勇太朗【写真:岩国誠】
西武・渡邉勇太朗【写真:岩国誠】

「出世部屋」に入寮し「同じ景色を見ているんだな」と実感

 9日に新人合同自主トレをスタートさせた西武。全10選手が、13時から約2時間半にわたる練習メニューをリタイヤすることなく全てこなしたが、即戦力ルーキーとして、注目の集まるドラフト1位の松本航投手とともに将来を期待されている投手が、入団会見で大谷翔平選手(エンゼルス)のモノマネを披露してハートの強さを見せていたドラフト2位・渡邉勇太朗投手だ。

 過去、清原和博氏や松坂大輔投手(中日)、菊池雄星投手(マリナーズ)が使った「出世部屋」に入寮して2日が経ったが「(入寮当日に)ピンとこなかったのは、(歴代の選手に)お会いしていなかったから、実感がわかなかったんです。ただ、今は『ここに清原さんがいたんだな』と改めて感じています」といい、寝転んで天井を見上げたりしながら「同じ景色を見ているんだな」と、偉大な先輩たちに思いを馳せることもあるという。ちなみに現役時代はもちろん見ていないが、youtubeなどでプレーする姿は見たとのことだ。

「オフの間、ランニング中心に準備してきた」ということで、初日からついていけないということはなかったが、ドラ1松本とは別の組で走ったインターバル走では、同じ年の育成ドラフト2位・大窪士夢投手に次ぐグループ2位。「あいつ、めっちゃ早かったんで。足が長いじゃないですか。1本目走って『こりゃ勝てねぇな、ついて行こー』って思いました」と笑顔で振り返った。

 入寮時に「(施設の古さなど)環境は気にしない。練習する、しないは自分次第」と強い決意を口にしていた渡邉。その考え方は、高校時代に芽生えたものだという。

意識を変えた高校時代「自分のやるべきことをしっかりやる」

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