ホークス育成出身の左腕・大竹、今季は2桁勝利「10勝以上はいきたい」

自主トレを公開したソフトバンク・大竹耕太郎【写真:福谷佑介】
自主トレを公開したソフトバンク・大竹耕太郎【写真:福谷佑介】

武田らと行う自主トレを公開「フォームを固める」

 ソフトバンクの大竹耕太郎投手が10日、福岡・春日市内で武田翔太投手らと行なっている自主トレを公開した。武田と同様に、軸足にギプスをはめた状態でのキャッチボールや、踏み台や平均台を使った独特の練習でフォーム固めに主眼を置いて汗を流した。

 昨シーズン中に投球理論で共通するところから意気投合した大竹と武田。同じ理想を掲げることもあり、自主トレも共にすることになった。この日も約3時間、武田らと意見交換しながら、汗を流した左腕は「フォームをしっかり固めて、昨季は悪い癖が出て崩れるところがあったので、この冬で反復してフォームを忘れないようにしたい」と語った。

 昨季、育成ドラフト4巡目でソフトバンクに入団した大竹は、ウエスタン・リーグで8勝0敗、防御率1.87の好成績をマーク。故障者に苦しむ先発投手陣の救世主として、7月末に支配下に昇格した。8月1日の西武戦で初登板初先発初勝利をマークするなど3勝を挙げた。

 それでも「8月、9月、10月で3勝しましたけど、5勝以上は出来たと思う」という大竹。今季の目標については「3か月で5勝なら、(今季は1年で)10勝以上はいきたいですね」と掲げ「調子を崩さずに、1年やれる体力だったり、コンディションの管理、ベース作りをやっていきたい」と語った。同じ先発ローテ入りを狙う大竹と武田。2人でチームを支える柱を目指す。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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