気配りの“甲斐キャノン”　沖縄自主トレ公開、集まった報道陣全員に差し入れ

集まった報道陣約40人全員のために飲み物を購入

　ソフトバンクの甲斐拓也捕手が11日、沖縄県内で行っている自主トレを報道陣に公開した。昨年の日本シリーズで6連続盗塁阻止というシリーズ新記録を樹立してMVPに輝き、一躍“甲斐キャノン”として脚光を浴びた甲斐は、チームメートの堀内汰門捕手らとキャッチボールや、ノック、ティー打撃、フリー打撃などで約3時間、汗を流した。

　打力向上をメインに取り組む今回の自主トレ。年末年始に数多くのテレビ出演をこなすなど、“甲斐キャノン”フィーバーが巻き起こり、この日の自主トレにも地元・福岡のテレビ局全局をはじめ、報道陣約40人が沖縄に集まった。

　そんな中で、甲斐が“ちょっとした”気遣いを見せた。キャッチボール、ノックを終えると、敷地内にある自動販売機へ。コーヒーやさんぴん茶などを次々に購入していった。自主トレ公開に駆けつけた報道陣全員への差し入れで、それを配ると、颯爽と練習へと戻っていった。

　普段は扇の要として相手チームや投手陣などへの目配り、気配りを行う捕手。“甲斐キャノン”が、自主トレ中に見せた気配りの精神だった。