現場と事業側の「適材適所」から――DeNA岡村球団社長が目指す“地産地消”構想

岡村氏が考える「ベイスターズらしさ」とは…

「基本的には2019年に完成するファーム施設をきっかけに、追浜で育ち、ハマスタで活躍してもらい、その姿をファンや地域が見守った後は、指導者になる、という循環を生み出したいですね。

 今年で言うと、25年間も横浜一筋でプレーしてきた三浦大輔さんが投手コーチとしてチームに戻る。そうすると、チームを見守ってきたファンにはそれぞれ、新人の頃、日本一の時、ベテランになってから、あるいはコーチとして、さまざまな『あの時の番長』という記憶が生まれると思うんですよね。この先、そういう循環を繰り返していければ。筒香や山崎(康晃)もまた、ファンや地域が育てた選手ですから」

 未来につながるチーム作り、地域に根差した球団・球場の在り方について熱く語り続けるのも、岡村氏自身がベイスターズの魅力に惹かれているからだろう。岡村氏が考える「ベイスターズらしさ」について聞くと、こんな答えが返ってきた。

「あまりにも自分に近くなってしまったんですけど……(笑)。2017年の日本シリーズってすごく盛り上がったと思うんです。ベイスターズって、ドラマを生んでくれるというか、爆発する瞬間があるというか、たまらなく魅力的になる時がある。また、マツダスタジアムも盛り上がりますし、甲子園も熱狂的ですけど、ハマスタにも初めて見た人が感動してしまうドラマチックさがあると思うんです。ホームラン3連発でドキドキするような勝ち方をしたり。ドラマが生まれる場というか、心に響く何かが出てきやすいチームになりましたね」

 今年で8年目を迎えるDeNA体制で、チームはどんな進化を遂げるのか。2019年も横浜DeNAベイスターズは大いなるドラマを届けてくれそうだ。

(佐藤直子 / Naoko Sato)

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