フィリーズが超本気補強へ ハーパー、カイケル、キンブレル獲得視野と米報道

フィリーズが獲得を目指していることが報じられているカイケル(左)、ハーパー(中央)、キンブレル【写真:Getty Images】
フィリーズが獲得を目指していることが報じられているカイケル(左)、ハーパー(中央)、キンブレル【写真:Getty Images】

マチャド狙いからハーパー獲りへシフトチェンジか

 2008年以来となるワールドシリーズ制覇を目指すフィリーズ。元巨人のゲイブ・キャプラー監督率いるチームは、オーナーのジョン・ミドルトン氏が「バカげた金の遣い方をする」と今オフの大型補強を明言しているが、どうやら有言実行を貫く様子だ。米全国紙「USAトゥデー」のボブ・ナイチンゲール記者は15日(日本時間16日)、自身のツイッターを更新し、「チーム幹部によれば、フィリーズはハーパー、カイケル、キンブレルとの契約を狙っている」と、今オフFA市場で目玉とされる3選手の獲得を視野に入れていると伝えた。

 フィリーズが前代未聞の大型補強に本腰を入れている。今オフは資金に糸目をつけずに一流戦力を獲得すると宣言。当初はマニー・マチャド内野手(ドジャースFA)の獲得を優先しているかと思われていた。だが、新年を迎えて状況が変化。マチャドと並び、記録的な大型契約を手にするであろうとされるブライス・ハーパー外野手(ナショナルズFA)が住むラスベガスを、オーナーのミドルトン氏らチーム幹部が直接訪問。米スポーツ専門サイト「ファンクレド・スポーツ」のジョン・ヘイマン記者によれば、フィリーズはハーパー獲得に向けて舵を切り直したという。

 マチャドとハーパーの野手2人を同時獲得する可能性は低いというが、他のポジションで一流を求める姿勢は崩さないようだ。ナイチンゲール記者によると、フィリーズは現在FA市場に残る先発投手でNO1の呼び声高いダラス・カイケル投手(アストロズFA)、同じくNO1守護神とされるクレイグ・キンブレル投手(レッドソックスFA)をターゲットとし、ハーパーと合わせたFA「BIG3」の獲得を狙っているという。

 フィリーズはここまで、マリナーズとのトレードで遊撃ジーン・セグラ、FA市場からは中堅アンドリュー・マカッチェンを獲得するなど、すでに2人の球宴選手を手に入れている。ハーパー、カイケル、キンブレルのBIG3獲りに成功し、ヤンキース顔負けの補強を完成させることができるのだろうか。フィリーズの動向に注目だ。

(Full-Count編集部)

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