オリ西村監督、助っ人にも特別扱いなし! 横一線を強調「外国人も競争です」

17日正午にはオリックス・西村徳文監督(左手前)らが阪神淡路大震災の犠牲者に黙祷を捧げた【写真:橋本健吾】
17日正午にはオリックス・西村徳文監督(左手前)らが阪神淡路大震災の犠牲者に黙祷を捧げた【写真:橋本健吾】

チームは6人の外国人を抱え西村監督の起用法に注目が集まる

 オリックスの西村徳文監督が17日、外国人助っ人にもレギュラーを確約せず横一線のスタートを強調した。

 チームは15日にパイレーツ傘下3A・インディアナポリスでプレーしたタイラー・エップラー投手の獲得を発表。これにより投手ではディクソン、アルバース、エップラー、野手ではロメロ、マレーロ、メネシスの6人の外国人を抱えることになった。

 昨季3Aで13勝(6敗)を挙げたエップラーの起用法を問われた西村監督は「基本的には先発。四球で自滅する感じはない。上背もあってバッターは嫌だと思う」と期待を込めたが「(1軍で)投手3人は厳しい。まずは投げてみないと。外国人も競争ですよ」と、特別扱いはしない方針を明かした。

 1軍の外国人枠は「4」。2015年に開幕投手を務め通算47勝と実績のあるディクソン、昨季9勝を挙げたアルバース、4番を務めたロメロも例外ではなく指揮官は「色々な考えを持ってやっていく。調子のいい方から順番にとか、その時の状況にもよる」ときっぱり。

 この日は阪神淡路大震災の犠牲者に黙祷を捧げた。現役時代だった1995年はロッテで95試合に出場しチームは2位となったが、優勝したオリックスに12ゲーム差を離された。「当時のチームは本当に強かった。実力以外のものも感じた部分もあった。もう一回、強いチームを作っていく」。主力が多く抜け転換期を迎える新生オリックス。指揮官はチーム全体に激しい競争を求め、1996年以来、23年ぶりのリーグ制覇を目指していく。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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