ダルビッシュ復活へ米紙期待「昨年の罪滅ぼしへ」 ファンは「未だ待っている」

リハビリは順調「開幕に問題なく間に合う」

 ナショナルズからFAとなっているブライス・ハーパーの獲得が期待されたカブスだが、FA市場でこれまで目立った動きはない。記事では「カブスが夢の争奪戦に参加するための資金を持っていないのはダルビッシュが大きな理由だ」と右腕との大型契約を資金難の理由に挙げつつも、「(彼を悪くしたのは)キャリア史上最高の契約を得たことか? 新しいチームと都市のせいか? カブスが持つ金魚鉢のような、どこからも丸見えの環境か? 大型契約による補強なしでチーム向上を必死で目指す資金難のチームにとって、ダルビッシュの復帰が鍵となる」と期待した。また、セオ・エプスタイン編成本部長の「彼はインパクトのある選手だが、昨年はプレーできなかった。2年目のシーズンに期待している」とのコメントを紹介し、ダルビッシュが「チームやファンに昨年できなかったことをもたらしたい」と語ったことを伝えている。

 さらに、大リーグ公式サイトは「マウンドへの復活が近づいているダルビッシュが自信」との見出しで、「今週末に遠投、来週の終盤までにマウンドに上がることを予定している。ダルビッシュは開幕に問題なく間に合うと思っている」と右腕のリハビリの過程をレポート。「現状ではレスター、ヘンドリックス、ハメルズ、キンタナと共に先発ローテを組む。ダルビッシュが健康であることで、モンゴメリーをブルペンにスライドし、チャットウッドを状況に合わせて使い分けすることができる」と今季の起用法を予想し、「昨年ダルビッシュと超大型契約を結び、野球界を驚かせた。チームもファンもダルビッシュが大型契約に見合っていると示してくれることを未だ待っている」と期待を込めた。

 ダルビッシュが所属するカブスは今季、大谷翔平投手がいるエンゼルス、菊池雄星投手が新加入したマリナーズとの対戦も控えている。後輩との直接対決はもちろんだが、シーズンを通したダルビッシュの完全投球を期待したい。

(Full-Count編集部)

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