森福、大竹、昨季小林と併用された大城も…巨人、1軍キャンプから漏れたのは?

巨人・原監督【写真:Getty Images】
巨人・原監督【写真:Getty Images】

岩隈やクック、炭谷、中島、丸の主な新加入組は1軍スタート

 1月も半ばが過ぎ、いよいよ2月1日のキャンプインが迫ってきた。各球団が続々と監督・コーチ会議などを実施し、キャンプインに向けた組分けを行い、発表していっている。ルーキーでキャンプを1軍(球団によってはA組とも言うが……)で迎えるのは誰か? 新戦力で1軍に抜擢された選手は? こういったところにファンは注目しているだろう。

 ただ、1軍キャンプに抜擢される者がいれば、そこから外れ2軍(球団によってはB組)でキャンプを迎える者もいる。そこでここでは視点を変え、各球団で1軍キャンプから漏れ、2軍や3軍のキャンプから巻き返しを図る主な選手をピックアップしていこう。

 今回は、今オフに大補強を行った巨人だ。

 球団ワーストタイとなる4年連続でリーグ優勝を逃している巨人。原辰徳新監督のもとで再出発を図る今春キャンプでは34選手が1軍でスタートを切る。1軍キャンプのメンバーは以下の通りだ。

◯投手(17人)
山口俊、高橋優貴、澤村拓一、菅野智之、岩隈久志、野上亮磨、クック、田口麗斗、鍬原拓也、桜井俊貴、谷岡竜平、メルセデス、今村信貴、吉川光夫、ヤングマン、高田萌生、大江竜聖
◯捕手(3人)
阿部慎之助、小林誠司、炭谷銀仁朗
◯内野手(7人)
吉川尚輝、中島宏之、坂本勇人、岡本和真、ビヤヌエバ、田中俊太、山本泰寛
◯外野手(7人)
陽岱鋼、丸佳浩、亀井善行、重信慎之介、ゲレーロ、松原聖弥、和田恋

 ドラフト1位の高橋優や期待の若手である高田、大江、松原、和田らが1軍メンバー入り。新加入の岩隈やクック、ビヤヌエバ、中島、丸、炭谷らも順当に1軍キャンプとなった。

 一方で、2軍キャンプでスタートする主な選手は以下のようになる。上原、マシソンは手術明けのため、それぞれ2軍、3軍でキャンプをスタートさせる。

・森福允彦(投手)
 2016年オフにFA権を行使して巨人に移籍した左腕。移籍1年目は30試合に投げたものの、期待に応えたとは言い難く防御率3.05。2年目の昨季は大不振に終わり、プロ入り後最少となるわずか2試合の登板に終わった。移籍3年目の今季は正念場となる。

・大竹寛(投手)
 2013年オフにFA権を行使して加入。移籍1年目の2014年こそ22試合で9勝6敗の成績をあげたものの、その後は成績が振るわず。2015年から3勝、6勝、4勝と低迷し、昨季は2試合の登板で1勝1敗だった。今季中に36歳を迎え、森福とともに今季が正念場だろう。

・畠世周(投手)
 2016年のドラフト2位で入団。ルーキーイヤーは右肘手術の影響で出遅れたものの、夏場に1軍昇格を果たしそこから12試合の先発で6勝をマークした。飛躍を期待された2018年は腰を痛めた影響で1軍初昇格は9月。中継ぎで2勝を挙げた。先発候補として名前が挙がるが、キャンプは2軍スタート。アピールして1軍に割って入りたいところ。

・大城卓三(捕手)
 2017年のドラフト3位で入団した捕手。昨季はルーキーイヤーながら、小林誠司との併用で83試合に出場した。小林を上回る打率.265をマークし、4本塁打を放って正捕手争いに名乗りをあげていたが、2軍キャンプのスタート。捕手復帰の阿部、新加入の炭谷、そして小林の3人だけが捕手で1軍スタートとなり、その煽りをモロに受けた形となった。

・立岡宗一郎(外野手)
 2012年にトレードでソフトバンクから巨人に加入した立岡。2015年には準レギュラーとして91試合に出場して打率.304を残し、その後も貴重な外野のバイプレーヤーとしてチームに貢献してきた。ただ、昨季は47試合の出場に止まり、今季は2軍でキャンプインを迎えることになった。

(Full-Count編集部)

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