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プロ野球選手として長く生き残れるポジション 捕手ともう1つは…?

2018年ドラフト会議で104名(育成21名を含む)が指名され全員が入団、今季よりプロ野球選手としてのキャリアをスタートさせます。指名順位が高かろうと低かろうと入団してしまえば横一線でのスタートとは言いますが、指名順位によってプロ野球選手として生き残れる年数に差が生じるものなのでしょうか。また、ポジションごとの差や、高校からの入団、大学・社会人からの入団での差はあるものなのでしょうか。

1993年~1999年の高校、大学、社会人別の在籍年数(左は在籍年数)
1993年~1999年の高校、大学、社会人別の在籍年数(左は在籍年数)

高卒選手は長生きできているのか

 次に高校からドラフト指名された選手と、大学、社会人ドラフトとで在籍年数に差があるのかを検証してみましょう。

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1993年~1999年の高校、大学、社会人別の在籍年数グラフ(下は在籍年数)
1993年~1999年の高校、大学、社会人別の在籍年数グラフ(下は在籍年数)

 当然ながら、15年や20年といった長期在籍の確率が高いのは高校からの入団です。特に15年以上在籍確率で比較すると

高校生33.0% 大学生21.5% 社会人12.3%

 と大きな幅があります。年齢ベースで言えば、高校卒なら33歳、大学、社会人は36~38歳ですのでそれくらいの差は出て当然でしょう。ただ、9年目以前の推移で見るとそこまで大きな差はないように見えます。

高校のグラフを4年左にずらした1993年~1999年の高校、大学、社会人別の在籍年数グラフ(下は在籍年数)
高校のグラフを4年左にずらした1993年~1999年の高校、大学、社会人別の在籍年数グラフ(下は在籍年数)

 そこで、高校生のグラフを4年左にずらして、年齢ベースでの比較として見るとどうなるでしょうか。

2000年~2008年の高校、大学、社会人別の在籍年数グラフ(下は在籍年数)
2000年~2008年の高校、大学、社会人別の在籍年数グラフ(下は在籍年数)

 高卒選手の5年以上在籍確率は80%です。つまり大学から入団した選手と同年代の選手で4年前にプロ入りした選手のうちの2割がすでにプロ選手でないということです。また2000年から2008年に指名された選手の推移を見ると、高校、大学、社会人とほぼ同様の状況を示しています。高校卒だからといって長く育てるという傾向ではないようです。

鳥越規央 プロフィール
統計学者/江戸川大学客員教授
「セイバーメトリクス」(※野球等において、選手データを統計学的見地から客観的に分析し、評価や戦略を立てる際に活用する分析方法)の日本での第一人者。野球の他にも、サッカー、ゴルフなどスポーツ統計学全般の研究を行なっている。また、テレビ・ラジオ番組の監修などエンターテインメント業界でも活躍。JAPAN MENSAの会員。一般社団法人日本セイバーメトリクス協会会長。

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