母校が揃って選抜出場 ロッテ高校生ルーキー投手2人が後輩たちに託す思い

古谷の習志野高、土居豪人の松山聖陵高は選抜出場「1つでも多く勝ち上がってほしい」

 奇しくも今年卒業する母校が、第91回選抜高校野球大会の出場校に揃って選出された。

「自分が夏(の地区予選)で負けて、直後に選抜出場が決まったというところで、自分が行きたかったなという悔しい気持ちもあるんですけど、千葉の、関東の代表として、しっかり自分たちのやってきたプレーを出し切って、1つでも多く勝ち上がってほしい」(古谷)

「2つ先輩のアドゥワ(現広島)さんが夏の大会で、そして自分は去年の選抜で1回戦で負けて、悔しい思いをしたので、自分たちができなかった1勝を掴み取ってほしい」(土居)

 高校球児としての思いは託した。あとは、自らもプロの世界で後輩たちの思いに応える番だ。

 ロッテの新人合同自主トレは28日に終了予定。その後は息つく間もなく春季キャンプへ突入する。古谷が「キャンプでは、どの選手も緊張感ある中でアピールしてくると思うので、そういう気迫に負けないように、自分も新人らしく精一杯頑張りたいと思います」と言えば、土居も「初のキャンプでわからないことも多いと思うが、自分のできることをしっかりやって、周囲の選手に負けないように。まずは体づくりをしっかりやっていきたいと思います」と決意を語った。

 なすべきことを日々積み上げて、大きく成長を遂げた2羽の“若鴎”が羽ばたく日が今から待ち遠しい。

(岩国誠 / Makoto Iwakuni)

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