鷹・工藤監督、今季はキャプテン制廃止「1人1人が自覚をもってやってもらいたい」

監督・コーチ会議に出席した工藤公康監督【写真:福谷佑介】
監督・コーチ会議に出席した工藤公康監督【写真:福谷佑介】

監督・コーチ会議で決定、就任から昨季までは内川がキャプテンを務める

 ソフトバンクは29日、ヤフオクドーム内で監督・コーチ会議を行い、キャンプに向けた組分けや今季の方針についての話し合いを行った。会議を終えた工藤公康監督は今季から「キャプテン制」を廃止することを明らかにし「キャプテンは置かないことにしました。1人1人が自覚を持ってやってもらいたい。自分が引っ張っていくんだという思いで1試合1試合戦っていくことが大事」と語った。

 工藤監督は就任してから一貫して内川聖一内野手にキャプテンを任せてきた。だが、ここ2年、内川は故障に苦しむなど、成績を残せず。さらに昨季は日本一にこそなったが、リーグ戦は2位。指揮官は変革に打って出た。「そこ(内川のこと)もあるけど、1人1人が勝つんだというのを自覚していかないといけない」。昨年12月から内川には事前に話をし、了承を得たという。

 ドラフト1位の甲斐野ら新人4人をキャンプA組に抜擢。第1クール、第2クールでは例年以上に走り込みを課すことを決めるなど、今季のソフトバンクには改革の空気が漂っている。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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