中日与田新監督、充実のキャンプ初日「力がないなら、練習するしかない」

キャンプ初日に臨んだ中日・与田監督【写真:荒川祐史】
キャンプ初日に臨んだ中日・与田監督【写真:荒川祐史】

精力的に動き選手の動きをチェック「いいスタートを切れた確信ある」

 中日の与田剛新監督が、監督としてのキャンプ初日を充実感いっぱいで終えた。1日、沖縄・北谷町で春季キャンプがスタート。今季、指揮官に就任した与田監督は球場やブルペンなどを精力的に動き回って選手の動きに目を光らせ、練習終了後には「いい練習ができたと思います。みんなのユニホーム姿が見られましたし、緊張感があって良かったと思います。全体的に自主トレをしっかりやってきてくれた」と選手たちのコンディションの良さを喜んだ。

「まだ初日ですし、段階的にどういう目的でやっているのかを確認しながら見ていました。(昨季までは)他球団にいたので、ほぼ(中日のことは)見られていない。イチから確認作業をしないといけない。その責任は大きい」という指揮官。この日はじっくりと選手を観察し、それぞれの担当コーチ陣と連携を取り、思いついたことをメモに取る姿も見られた。

 昨季はリーグ5位に沈んだ中日。6年連続でBクラスに終わりクライマックスシリーズ進出を逃している。「そんなに簡単に今日1日で優勝に近づくようなことはない。ただ、半歩、一歩進むいいスタートを切れた確信はあります」という与田監督。全体練習終了後にも、ブルペンで若い投手たちがシャドーピッチングなど個別で練習に汗を流しており「弱いということは力がないということ。力がないのなら練習するしかない選手が気がついてやっているのはいいこと」と頷いた。

「みんな良かったと思います。外国人選手もこんなに仕上がっているんだと思いましたし、負けてなるものかというものが見える選手がたくさんいた。一安心しました」と、頬を緩めた与田監督。キャンプはスタートしたばかり。ここからどういったチーム作りを進めていくか。新指揮官の手腕にも注目だ。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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