MVPベッツはボウリングも凄い　スプリットを倒して「素晴らしいスペア」

昨季はア・リーグMVP、ボウリングでも「真のアスリートの素晴らしさを実現」

　昨季、ア・リーグMVPに輝いたレッドソックスのムーキー・ベッツ外野手が、特技のボウリングで能力の高さを見せつけ、大会を制した。MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」が、ベッツがスプリットを見事に倒してスペアを奪う様子のプレー映像を添えて伝えている。

　ベッツは昨季、136試合出場、打率.346、32本塁打、80打点、30盗塁という圧倒的な成績を残し、チームをワールドシリーズ制覇に導いた。自身初のMVPに輝き、ゴールドグラブ賞やシルバースラッガー賞も受賞。メジャーを代表する「5ツールプレーヤー」として、スーパースターとしての地位を築いている。

　その一方で、オフにはボウリング選手としても活躍。2017年には、ボウリングのワールドシリーズ予選でパーフェクトゲームを達成したことも大きな話題となった。そして、今年も魅せた。

「Cut4」は「ムーキー・ベッツがPBAセレブリティ・インビテーショナルで優勝してボウリングの能力を見せた」とのタイトルで特集。記事では「2018年、ムーキー・ベッツはレッドソックスでワールドシリーズ制覇し、ボウリングのワールドシリーズに出場して真のアスリートの素晴らしさを実現した。ボウリングのワールドシリーズでは、予選でパーフェクトゲームを達成した。彼のボウリングの実績は野球における彼とレッドソックスの成功により目立たないかもしれないが、彼のボウリングの能力がどれほど優れているかということは軽視されるべきではない」と、ボウリング選手としての能力の高さを絶賛している。

　そして、「日曜日にベッツは2019 CP3 PBA セレブリティ・インビテーショナルにいつものパートナーであるプロボウラーのトミー・ジョーンズと出場した。ベッツのチームは決勝まで残り、テレル・オーウェンスとピート・ウェバーのチームと対戦した。2018年のワールドシリーズチャンピオンが勝利した」と紹介。大会を制覇したことを伝えている。

　記事では「ムーキーのボウリングの実績を踏まえると、彼がチームの成功に大きな役割を果たしたことは驚きではない。準々決勝で彼が素晴らしいスペアを取るのを見て」として、PBAツアーの公式ツイッターが公開したベッツのプレー動画を公開。1投目で2番と10番を残してしまったベッツだったが、2投目は見事なリカバリーでスペア。右手でガッツポーズを繰り出している。

「MVP、ワールドシリーズのトロフィー、セレブリティ・ボウリングの優勝は全てここ数か月の間の出来事であり、ベッツはすること全てで成功するのかと思ってしまうのは当然である」

　野球での圧倒的なプレーだけではなく、ボウリングでも能力の高さを見せるベッツ。やはりただ者ではない。