西武は特別強化メニューで山川らが打撃練習…5日のパ・リーグキャンプ見所

西武・山川穂高【写真:安藤かなみ】
西武・山川穂高【写真:安藤かなみ】

休暇でリフレッシュした選手たちの表情に注目?

 キャンプ開始から5日目の2月5日。前日に休養日をとった球団もあるが、徐々に選手にも疲労が溜まってくる時期だ。この日は楽天を除く5チーム(日本ハムは米アリゾナでキャンプ中)が練習を行い、投手は調整のペースを上げ、野手は守備とバッティングに磨きをかける。来たる紅白戦、そしてオープン戦に向けて静かなる闘志を燃やす様子がうかがえるだろう。

◯西武は、特打で快音聞かれるか

 西武が迎える第2クール1日目は、8時50分から早出練習が開始。投手特守には平井と佐野、打撃練習には源田や山川ら7選手。休日明けから15選手がアーリーワークに取り組む。全体練習は10時から始まり、投内連携のあとはシートノック。外崎は右翼と二塁どちらにも入る。第1クール初日からブルペン入りのドラ1ルーキーの松本は、この日もピッチングを予定。熟練左腕の内海と榎田もブルペンで仕上げていく。14時から個別強化メニューとして、源田、金子侑、木村、山川がメイン球場で打撃練習。昨季の本塁打王・山川の柵越えを楽しみたい。

◯若手選手の特打・特守に期待膨らむロッテ

 午前9時から精力的に練習に励むロッテ。野手は投内連携や牽制の練習で汗を流し、投手は、涌井、ブランドンがブルペン入り。他の投手陣は陸上競技場でのランニング強化トレーニングを行う予定だ。午後は、投手はウエートトレーニングやリカバリートレーニングでゆったりと調整。野手はシート打撃ののちに、平沢、松田、宗接が打撃練習を行い、岡、菅野が外野の特守を行う。監督コーチ、そしてファンの期待を背負い、躍動する若手たちが見どころだ。

◯緻密なメニュー設定で、目移りしてしまいそうなオリックス

 メニューごとに細かく時間が設定されているのが特徴的なオリックスのキャンプ。8時30分と早朝から、投手は体幹やランニングといった基礎トレーニングを織り交ぜ、ピッチング練習に励む。野手は安達、大城、T-岡田らが投内連携に参加。ランチ後の13時からは、松葉、山本、近藤ら6選手が約10分間バッティングピッチャーで登板。より実践的な感覚を身につけていく。野手はロングティー、走塁、バント練習と多彩なメニューを分刻みでこなす予定。見どころは、日本人野手のランチタイム中に行われる、ロメロ、マレーロ、新加入メネセスの打撃練習。どんな鋭い打棒が見られるか、楽しみだ。

◯捕手軍団と田中・大竹両投手の対決が楽しみなソフトバンク

 前日4日は休養日で、英気を養ったソフトバンク。午前中はウォーミングアップに長めのランニングと、詰め込みすぎないスケジュールに。12時45分からは、田中、大竹がバッティングピッチャーとして登板。高谷、栗原、谷川原、甲斐の捕手4人と手合わせする。その他の内外野手は、ティーバッティング、走塁、守備、打撃、バントをグループごとにこなす。個別練習の時間では、牧原、上林、甲斐が特打を行い、入団4年目の川瀬、育成の周東が特守に入る予定だ。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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