大谷翔平VSメジャー屈指の韋駄天たち　MLBの解析システムで“対決”可能に!?

データ解析システム「スタットキャスト」でスピード比較

　昨年10月初旬に右肘内側側副靭帯の再建術（トミー・ジョン手術）を受けた影響で今季開幕戦出場が見送られる見込みとなったエンゼルス・大谷翔平投手。昨季はベーブ・ルース以来、メジャー100年ぶりとなる二刀流の活躍でア・リーグ新人王に輝いたが、10盗塁を記録したスピードが米国で改めて脚光を浴びている。

「あなたもこれで、あらゆる4人のMLB選手が実際にレースする様子を見ることができる」と特集したのはMLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」だった。公式サイトのデータ解析システム「スタットキャスト」で新たなメジャーリーガーの走力を比較する「スプリント・スピード」をスタートさせたことを伝えている。

「これまで友人とどっちの選手が速いのか、あなたのお気に入りのチームの最速プレーヤーが友人のお気に入りのスーパースターを完璧に凌駕するのか、議論したことはありますか？　不運にも、実際のレースで2選手を対決させることは困難です。もしも、そんな対決をシミュレートできるなら……待てよ。スタットキャストは再現できるのか？　クールじゃないか！」

　特集ではベースボールファンの「どっちのスピードスターが実際に速いのか」という永遠のテーマに決着を付けることを可能とする新サービスを紹介。ディー・ゴードン内野手（マリナーズ）とビリー・ハミルトン外野手（ロイヤルズ）という夢の韋駄天対決とともに、実際に4選手を対戦させた例で、大谷も登場している。

　ナ・リーグ新人王のロナルド・アクーニャJr.外野手（ブレーブス）、同MVPのクリスチャン・イエリッチ外野手（ブルワーズ）、ア・リーグMVPのムーキー・ベッツ外野手（レッドソックス）によるスピードスター対決を「新人王とMVPを置いてみたらどうなるのだろうか？　問題なし」と特集では紹介。実際にシステムを動かしてみると、アクーニャJr.が1位となる。

　今季は打者専念となる大谷。豪快なバッティングに加え、ダイナミックなストライドで加速する走塁にもさらなる注目が集まりそうだ。

（Full-Count編集部）