レッズ・プイグ、奇妙な“バット舐め”の理由…「バットは願いを聞いてくれる」

レッズに移籍するヤシエル・プイグ【写真:Getty Images】
レッズに移籍するヤシエル・プイグ【写真:Getty Images】

バット舐め後に適時打「これはクール」、子供たちに「バットは汚いから舐めたらダメ」と助言も…

 ドジャースからレッズへトレード移籍したヤシエル・プイグ外野手。並外れた身体能力を生かした豪快なプレーでファンからの人気も高いが、その一方で、「ワイルド・ホース(暴れ馬)」のニックネームが示すように周囲が理解に苦しむ奇妙なパフォーマンスも多い。

 そのパフォーマンスの1つが打席中にバットを舐める行為だろう。昨季中はチャンスで打席が回ってきた時に度々見かける光景だったが、プイグがこのパフォーマンスについて言及している。米紙「USAトゥデイ」の名物記者、ボブ・ナイチンゲール氏が「なぜ、プイグがバットを舐め、話しかけるのか」との見出しで報じている。

 プイグは1月30日にレッズの「アーバン・ユース・アカデミー」に参加。男女40人の子供たちから質問を受けた。「子供の頃はどんなスポーツをしたか?」、「スカイライン・チリ(シンシナティにあるチェーンレストラン)に行ったか?」など約15分間質問を受けると同時に、子供たちへ「バットは舐めたらダメだよ。汚いからね」と、まさかの“助言”を送ったという。それでも、プイグが“バット舐め”のルーティンをやめるつもりはなく、記事では「彼はやめられないと思っている。多くの選手がそうであるように、彼も迷信を信じている。彼の迷信は投球間にバットを舐めるというものだ」と指摘している。

 記事によれば、プイグの“バット舐め”の始まりは17年ナ・リーグ地区シリーズ第1戦。ダイヤモンドバックスのウォーカーと対戦した際に投球間にバットを舐め、その後にタイムリー二塁打を放った。記事ではプイグが「『ワォ。これはクールだ』と自分で言ったんだ。2つか3つファールを打った後や、打ちごろの球を見逃した時に、これをやり始めたんだ」と振り返ったことを紹介。続けて、こう話している。「良い球を見逃した時にバットを舐めるか、『ヘイ、今君が僕にいいことをしてくれたらなぁ』って話しかけるんだ。バットはそれを聞いてくれるんだ。次の球でホームランを打ったり、チームの勝利に貢献できたりするんだよ」。

 また、プイグはドジャース時代に本塁打を打った際にベンチ内でターナー・ウォード打撃コーチにキスをするシーンが頻繁に見られた。その打撃コーチもレッズに加入する。記事ではプイグが「まずは打つ必要があるね。打たなければ、ターナー・ウォードにキスしないよ」と話したことも紹介している。新天地・レッズでも豪快なプレーだけでなく、バット舐めなど奇妙なパフォーマンスが多く見られそうだ。

(Full-Count編集部)

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