「少しでも恩返しを」―パ・リーグ王者・西武、南郷キャンプで見られる“変化”

球団ロゴやスローガンが掲出された南郷スタジアムの正面入り口【写真:岩国誠】
球団ロゴやスローガンが掲出された南郷スタジアムの正面入り口【写真:岩国誠】

JR九州・南郷駅から徒歩18分の位置にある南郷スタジアム

 現在、西武ライオンズA班が春季キャンプを行っている宮崎・南郷スタジアム。2004年から春季キャンプを行っている、西武ファンにとっては馴染み深い場所だが、今年はその南郷スタジアムにある変化が見られた。

 JR九州・南郷駅から徒歩18分。小高い丘を登りきると西武A班の春季キャンプの地・南郷スタジアムが見えてくる。両翼100メートル、センター122メートルはメットライフドームと同じ広さだ。外野のネット沿いをレフト側からぐるりと回って、ホームベース側に回り込んだところが球場の正面入り口。選手たちはバスで宿舎からここに乗り付け、球場内へと入っていく。

 その入り口を見上げると昨年までは普通の窓ガラスだった2階部分に、バットを握る選手と投球前の投手、それぞれの手元が大きくプリントされた写真をあしらい、その両サイドには球団ロゴと今季のスローガン「CATCH the GLORY 新時代、熱狂しろ!」のロゴパネル。来場したファンの高揚感を高める。

 スタジアムの中へは三塁側の階段から入場するが、その手前にも「NANGO STADIUM Since 2004」のオブジェが設置。2004年からこの地で春季キャンプを張ってきたことを改めて感じさせてくれる。そして階段手前、左側の壁を見ると、昨年リーグ優勝を飾った時の胴上げシーンが眼前に飛び込んでくる。そのインパクトは強烈だ。

球場デコレーションは春季キャンプから設置

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