ロッテ・ブランドンが先発ローテ入りへブルペン100球「柔らかいマウンド確認」

ブルペンで投球を行ったロッテのブランドン・マン【写真:佐藤直子】
ブルペンで投球を行ったロッテのブランドン・マン【写真:佐藤直子】

DeNA時代の恩師、中畑氏と対面「ゼッコウチョー!」

 ロッテの新外国人ブランドン・マン投手が8日、ブルペンで投球練習を行い、100球を投げ込んだ。先発投手としての調整を進めているという左腕は「上々の出来だった」と手応えを掴んだようだった。

 最近2シーズンは救援としてマウンドに上がっていたが、ロッテではまず先発として調整することになった。オフ中は30球まで投げ込んできたが、石垣入りして以来、体調を含めた状態は万全。自然とブルペンで投げる球数も100球まで増えたという。

 アメリカと日本ではマウンドの硬さが違うことでも知られる。かつてDeNAやBCリーグでプレー経験を持つマンは、すでにその差を身を持って体験済み。この日のブルペンでも「柔らかいマウンドでの感触を重点的に確かめたかった」と振り返る。左腕によれば、柔らかいマウンドで投げる場合、球数が増えるにつれて足を着地する箇所が掘れるため、投球フォームにも影響が現れるという。マウンドの状態が変わっても、投球フォームが大きく崩れないためのチェックポイントを探しつつ、調整を重ねていく。

 この日は、DeNA所属当時に監督だった野球評論家の中畑清氏がキャンプを訪問。ウォーミングアップ中に「ナカハタさんだと、すぐ気付きました」と挨拶に駆け寄ると、「オヒサシブリデス。ゼッコウチョー!」と笑顔で握手を交わした。アメリカでは独立リーグでプレーするなど様々な経験を積んだが、「DeNAでプレーした経験が自分に自信を与えてくれた」と言い、野球人生で大きなターニングポイントになったと振り返る。

 2度目の日本球界となる今季は「先発であれ中継ぎであれ、とにかくチームの勝利に貢献したい」と宣言。助っ人左腕が先発ローテを勝ち取れば、投手陣も格段に厚みを増しそうだ。

(佐藤直子 / Naoko Sato)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY