球界屈指の右腕・千賀も絶賛「技術が高い」 鷹のドラ4板東湧梧という男

ソフトバンク・板東湧梧【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・板東湧梧【写真:藤浦一都】

社会人5年でプロ入りした右腕の次なる課題は…

 休日になると約2万人のファンが集まるソフトバンクの春季キャンプ。華やかな雰囲気にプロ初キャンプを迎えたJR東日本から入団したドラフト4位、23歳の板東湧梧投手は思わず笑顔を浮かべた。練習場からブルペンに移動するだけ、近距離から色紙を持ったファンから「板東さん!」と声をかけられる。

「プロってこんなにも多くの人が集まるんですね。最初はビックリしました」

 板東は鳴門高(徳島)時代、エースとして4度の甲子園を経験。3年時はエースとしてマウンドに立ち、夏はベスト8まで進出した。当時から140キロの速球が武器で、JR東日本に進んでからは、3年目の春に行われたスポニチ大会・大阪ガス戦で3安打1失点6奪三振の好投を見せるなど、この年から一気にドラフト候補に名を連ねるようになった。

「正直、社会人に入った当初は、自分がここで通用するのかなと思っていたんです。でも、身近にレベルの高い選手がたくさんいる中で自分(の実力)が引き上げられた、というのもあります。高校時代はプロの世界は夢でしたが、社会人に入ってそれが目標になり、ここまで来られたという感じです」

 板東はその年にプロ志望届を提出したが、日本選手権大会前に右ひじを痛めたこともあって、指名はなかった。以降も右ひじの状態が万全にはならず、苦しい日々が続いた。しかし、翌年の17年の秋に患部の状態が良くなり、昨夏の都市対抗野球は全4試合に登板。14イニングを投げ、15奪三振で防御率は0.64。チームはベスト4まで勝ち進んだ。

千賀が絶賛「あれだけの球を投げられるのだから技術は高い」

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