ダルビッシュ巻き返しなるか 米経済誌は厳しい“査定”「契約に見合ってない」

カブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
カブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

右腕の度重なる故障に苦しんだ昨季は8登板1勝「19年にサイ・ヤング賞級の活躍を」

 昨年9月に右肘のクリーニング手術を受けたカブスのダルビッシュ有投手。今季の完全復活へ向けて着実に前進しているが、米メディア間ではまだ厳しい見方もあるようだ。

 ダルビッシュに対して辛辣な記事を掲載したのは米経済誌「フォーブス」だ。「2019年のカブスのロースター入りする選手の中で、好ましい契約、お買い得な契約、貰いすぎな契約」との見出しで特集を組み、「貰いすぎ契約」としてダルビッシュを挙げている。

 ダルビッシュは昨年2月に6年総額1億2600万ドル(約137億円)の大型契約でカブス入り。昨季は年俸2500万ドル(約27億5000万円)とエース級の期待をかけられたが、右腕の度重なる故障に苦しみ、8試合登板、1勝3敗、防御率4.95。昨年5月を最後に実戦登板はなかった。

 記事では「カブスは2018年に彼と巨額契約を結んだが、彼はその契約に見合っていると言うことを全く証明していない」と厳しく指摘。さらに、「彼が『貰い過ぎ』から脱却するためには、2019年にサイ・ヤング賞級の活躍を見せなければならない。もしくは、残りの契約において堅実な成績を残していくしかない」とハッパをかけている。

 2年目の今季年俸は2000万ドル(約22億円)。昨季のような成績では当然、大型契約に見合わない。これまでに米メディアでカブスのキーマンに指名されるなど期待の高いダルビッシュ。米経済誌の厳しい論調を力に変え、今季の完全復活へつなげたいところだ。

(Full-Count編集部)

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