鷹の2016年ドラ1田中正義が初のシート打撃で好投 最速149キロをマーク

シート打撃に登板したソフトバンク・田中正義【写真:福谷佑介】
シート打撃に登板したソフトバンク・田中正義【写真:福谷佑介】

「逆球もあったけど、コースに決まったボールは良かった」

 ソフトバンクの田中正義投手が11日、今キャンプ初のシート打撃に登板し、上々の投球を披露した。打者6人と対戦した田中。中村晃に右翼線への二塁打こそ許したものの、今宮から空振り三振を奪うなど、1安打無失点。最速で149キロを記録し「ストライク先行でいけたのが良かった。ブルペンでやってきた真っ直ぐをマウンドでも投げることをテーマにしていた。逆球もあったけど、コースに決まったボールは良かった」と納得の表情だった。

 5球団が競合した末に、ソフトバンクに入団した2016年のドラフト1位右腕。昨季、初の開幕1軍入りを果たしたものの、10試合に登板して防御率8.56で登録を抹消され、その後、体調不良で1か月、2軍からも離脱していた。真価を問われる3年目。ここまでは順調に段階を踏めているようで「もっと精度を高めていきたい」と話し、倉野信次投手コーチは「最速は149キロで常時147、148キロくらい出ていた。安定して球速が出るようになってきた」と評価していた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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