「松井秀喜の優雅さに…」ヤンキース番記者が語る“最高の経験”は日本開幕戦

2004年にヤンキースの一員として日本での開幕戦に臨んだ松井秀喜氏【写真:Getty Images】
2004年にヤンキースの一員として日本での開幕戦に臨んだ松井秀喜氏【写真:Getty Images】

最高の球場はマリナーズ本拠地、最高の経験は「日本での思い出深い6日間」

 米紙「USA TODAY」の電子版がニュージャージーでヤンキース番記者を務めるピート・カルデラ氏についての記事を投稿。番記者としての仕事での“ハイライト・シーン”として、カルデラ氏の経験の中で最高だったことについて紹介しており、松井秀喜氏の名前が挙がっている。

 カルデラ氏がヤンキースの番記者になったのは2003年の中盤から。それまではヤンキースと同じニューヨークに本拠地を置くメッツの番記者として活動していたという。

“最高の球場”には、マリナーズが本拠地としているセーフコ・フィールド(今年からT-モバイル・パーク)を選出。「素晴らしい風景、雰囲気、記者席…そしてコーヒー!」と、シアトルの球場の魅力を紹介。T-モバイル・パークのプレスボックスでは、同地で開業したチェーン店「スターバックス」のコーヒーを飲むことができる。さらに、ツインズの本拠地ターゲット・フィールド、レッドソックスの本拠地フェンウェイ・パーク、オリオールズの本拠地カムデン・ヤードも素晴らしい球場だ、と書かれている。

 さらに、“最高の街”にはサンフランシスコを選出。坂道を路面電車が走る「この“古き良き町”を訪れること、そして新しい魅力を探すのが大好きだ」とカルデラ氏。シカゴ、シアトル、トロントも同様に素晴らしい街だとしている。

 そして、報道した中で“最高の場面”を紹介。それは、2003年のア・リーグ優勝決定シリーズ第7戦、現在はヤンキースの監督を務めるアーロン・ブーンが劇的なサヨナラ本塁打を放った場面だった。カルテル氏は記事内で、この場面に番記者として立ち会えて報道できたことに関して、「ありがとう、アーロン・ブーン」と感謝を述べている。

 しかしながら、総合的に見て“最高の経験”となったのは、2004年に東京ドームで行われたヤンキースの開幕戦だという。「日本で思い出深い6日間を過ごし、ヒデキ・マツイの優雅で勝負強いパフォーマンスには、とても驚かされた」。日本が誇る強打者の傑出したパフォーマンスに脱帽した経験を“最高”と結論づけた。

 開幕まで1か月近くに迫ったMLB。今シーズンはカルデラ氏に、そして我々にどのような“最高”を経験させてくれるのだろう。

(Full-Count編集部)

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