台湾ラミゴ、ロッテ戦の“惨敗”に指揮官唖然 「相手チームの打撃練習のよう」

ラミゴは17、18年の台湾シリーズ2連覇中、若手主体も惨敗…

 Lamigoは昨年の台湾ドラフト1位で南華大学から入団した右腕、翁が先発。188センチ85キロ、最速146キロの直球が武器の期待の20歳だった。しかし翁はロッテの1番岡大海を遊ゴロに打ち取ったものの、安打と四死球で次々に失点、最後は9番・平沢大河に一発を浴びて7失点した。2回以降もロッテの猛攻は止まらず、3回で16-0。すでに1時間半が経過していた。Lamigoは6回、8回にも失点した。

 Lamigoの惨敗が大きく取り上げられたのは、このチームが2017、18年と台湾シリーズを制して3連覇がかかる台湾一の強豪チームだったからだ。メンバーを落としたとはいえ、この惨敗は台湾のファンにとってもショックだったのだ。

「自由時報」は、この日、2本塁打した安田尚憲を取り上げた。また、この試合でロッテはチェン・グァンユウが2番手として1回を無失点、また8回には代打で出場した李杜軒がソロホームランを記録したが、彼ら台湾籍の2選手の活躍も取り上げていた。李は「自由時報」の取材に「キャンプでしっかり調整して、この調子を維持したい」と語っている。

 ロッテにとっても今季初の対外試合だけに注目度は高かったが、海の向こうの台湾でも、この試合は大きく注目されていたのだ。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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