28人中27人が平成生まれの侍ジャパン パ球団の初選出5人の経歴は…?

けがを克服し、リーグを代表する打者に成長した吉田正も選出

○山本由伸投手(オリックス)

 都城高校から2016年のドラフト4位でプロ入りした山本は、プロ入り2年目の2018年に中継ぎとして大ブレイク。快速球と鋭いフォークを武器にパ・リーグの強打者たちを抑え込み、年齢に似合わぬ圧巻の投球を披露した。自身初のオールスター出場、リーグ2位の36ホールドポイントと大きな存在感を示し、飛躍のシーズンとした。

 今季はルーキーイヤー以来となる先発への再転向に取り組んでおり、紅白戦でも先発として登板を重ねている。中継ぎ時代に比べてカーブの比率を増やすなどモデルチェンジは着々と進んでおり、金子弌大投手と西勇輝投手が抜けた投手陣にあって、エース格へのさらなる飛躍が期待されるところだ。

 山本のコメントは以下の通り。

「選んでいただき、とても光栄ですし、嬉しいです。チームの代表として、日本の代表として恥ずかしくないピッチングができるようにがんばります!」

○吉田正尚外野手(オリックス)

 青山学院大学から2015年のドラフト1位で入団した吉田正は、豪快なフルスイングから繰り出される、「アメージング」とも形容される驚異的な弾道のアーチでルーキーイヤーからファンに強いインパクトを残してきた。しかし、そのスイングの代償として2年連続で腰痛を発症し、シーズンの半分以上を欠場することを強いられていた。

 だが、昨季はついに故障を克服して自身初の143試合フル出場を果たし、打率.321、26本塁打、86打点、OPS.956とチームの主軸として申し分のない成績を収めた。今年の春季キャンプでも、2月14日の紅白戦で決勝の2点タイムリーを放つなど調整は順調に進んでいる様子。初選出となった侍ジャパンの一員として、代名詞となっている迫力満点のフルスイングがきっと見られるはずだ。

 吉田正のコメントは以下の通り。

「今の自分の力を最大限に発揮し、ベストを尽くします。本拠地、京セラドーム大阪での試合ですし、いいところを見せられるように頑張ります!」

(「パ・リーグ インサイト」望月遼太)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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