菊池雄星、26日オープン戦初登板へ「ワクワクします」「今の自分のベストを」

花巻東高から憧れたメジャー打者との対戦「ワクワク」

　マリナーズの菊池雄星投手は24日（日本時間25日）、オープン戦初登板となる25日（同26日）のレッズとのオープン戦へ意気込みを語った。花巻東高時代から憧れていたメジャーのマウンド。「ワクワクしますね。テレビで見ていた選手だったりとか、有名な選手と対戦できるのは、今現在の自分の持っているものを全て出して、どこまで自分のボールが自信が持てるのか。いろいろ感じるところもあると思うので、純粋に楽しみです」と目を輝かせた。

　メジャー審判のストライクゾーンの確認、捕手との呼吸、イニング間の調整……。初の実戦登板となるが、シーズン開幕へ確認したいことはたくさんある。「実戦も少ないですし、開幕まで3試合ぐらいしか投げられないまま入るという意味では日本とは違いますので。しかも1年目。とにかく今持っているものを全部出して。その中で気づくことがたくさんあると思うので。開幕したと想定しながら今の自分のベストを出したいと思います」と語った。

　この日はキャッチボールやバント処理を含めた守備練習などで約1時間半の軽めの調整。いつものように居残り、通訳を座らせた投球練習を行ったが、この日は、翌日を意識して、ここまでの平地ではなく、フィールドのマウンドに上がり17球を投げた。「いい調整がここまでできてますので、すごく楽しみです」と話す菊池の表情は、野球少年のようだった。

（木崎英夫 / Hideo Kizaki）