米NO1有望株の“重戦車ヘッスラ”にファン戦慄「強すぎるだろ」

偉大な父を持つゲレーロJr.はオープン戦でド派手なヘッスラ生還

　2019年のア・リーグ新人王最有力候補がド派手なヘッドスライディングを披露した。ブルージェイズに所属するブラディミール・ゲレーロJr.内野手が24日（日本時間25日）、米フロリダ州サラソータで行われたオリオールズとのオープン戦で今季初出場。「5番・三塁」で先発出場し、3打数1安打1打点1得点だった。これまで破壊力のある打撃が話題となっていたが、MLB公式インスタグラムで「機関銃のような打撃は知っていたと思うけど、彼が『走れる』って知ってた？」とコメントを付けて豪快な走塁にスポットを当てている。

　まるで重戦車のようだった。3ー3で迎えた3回2死二、三塁。二塁走者のゲレーロJr.はスミスの三遊間をしぶとく破る左前打で迷わず三塁ベースを蹴った。どんどん加速し、最後はアメフトのタックルのような豪快なヘッドスライディングを見せた。1点を追う3回1死三塁では投前へのボテボテのゴロとなったが、脚力を生かして適時内野安打に。この日は足で魅了し、ファンから大歓声を浴びた。

　MLB公式インスタグラムではゲレーロJr.の走塁に注目。豪快な走塁にファンは驚愕の声を挙げている。

「彼はビーストだ！」

「アーロン・ジャッジとオオタニのルーキーイヤーがもう一度繰り返される」

「父親を彷彿とさせるね」

「強すぎるだろ」

「な・ん・と・い・う・ビースト」

「この男にとてもワクワクしている」

「開幕戦に出場することを本当に願っている！」

「この若手がプレーするのを見るのが待ち遠しい！」

　その他のコメントでは「ビッグ・パピJr.だ」とレッドソックスで通算2472安打、541本塁打をマークしたデビッド・オルティズ氏に例えるファンもいれば、必ずしも綺麗と言えないヘッスラに「スライディングの練習に取り組む必要があるね」とコメントするファンもいた。

　通算449本塁打、1496打点、打率.318を誇り、2018年に殿堂入りを果たした偉大な父親ブラディミール・ゲレーロの血を受け継ぐゲレーロJr.。2019年のMLB公式サイトや、ベースボールアメリカなどが発表したプロスペクトランキングで軒並み1位を獲得している超有望株が、どんなプレーを見せてくれるのか。まずは今季中の早期メジャー昇格が期待される。