ドジャースがハーパー獲り正式参戦 弾丸“ラスベガス会談”、監督「最高の男」

去就が注目されるブライス・ハーパー【写真:Getty Images】
去就が注目されるブライス・ハーパー【写真:Getty Images】

総額332億円を超える契約が予想されるハーパー、ロバーツ監督は「驚くほど良い選手」

 オフのFA市場で最大の目玉として注目を浴びながら、オープン戦が開幕してからも去就が決まっていないブライス・ハーパー外野手の獲得に、前田健太投手も所属する強豪ドジャースが乗り出したようだ。MLB公式サイトは、デイブ・ロバーツ監督がラスベガスでハーパーと会談したことを認めたと伝えている。

 同サイトは「ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が、彼と球団職員がFAのブライス・ハーパーと日曜日(24日=日本時間25日)の夜にラスベガスで会ったという月曜日(25日=同26日)の報道を認めた」とのタイトルでレポート。指揮官は、スタン・カステンCEO、アンドリュー・フリードマン編成本部長とともにハーパーと会談し、25日の朝にキャンプ地のアリゾナ州グレンデールに戻ってきたという。24日のオープン戦終了後の夜にラスベガスに旅立ち、翌朝にとんぼ返りするという強行軍だったようだ。

 ロバーツ監督は記事の中で「良い話し合いだった。ただお互いを知るための機会だった」と明かしている。契約についての話し合いの詳細や、ハーパーが球団から知りたがったことについては語らなかったというが、2016年からドジャースを率い、昨年まで2年連続でワールドシリーズ進出に導いている指揮官は「我々はいつもチームを良くしようとしていて、どんなやり方でも改善を試みている」とも話したという。

 ドジャースは右翼のレギュラーだったヤシエル・プイグ外野手をレッズにトレードで放出。ダイヤモンドバックスからFAとなっていたAJ・ポロック外野手を獲得したものの、ハーパーを右翼で起用することは可能だ。昨年、ワシントンDCで開催されたオールスターでナ・リーグを指揮したロバーツ監督は、ハーパーについて記事の中で「驚くほど良い選手で、素晴らしい家族愛を持つ、最高の男だ」と絶賛している。

 同じくFA市場の目玉だったマニー・マチャド内野手は、FA史上最高額となる10年総額3億ドル(約332億4000万円)でパドレス入り。ハーパーはこれを上回る超大型契約になると見られている。資金力豊富なドジャースは、当初からハーパー獲得に動くのではないかと予想されていたが、本格的に争奪戦に“参戦”したことで、今後の動きに大きな注目が集まる。

(Full-Count編集部)

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