鷹の開幕投手・千賀は2回4安打2失点 習得目指すツーシーム&カットボール多く試す

楽天との練習試合に登板したソフトバンク・千賀滉大【写真:福谷佑介】
楽天との練習試合に登板したソフトバンク・千賀滉大【写真:福谷佑介】

「真っ直ぐ、フォークだけにならないように考えている」

 2年連続の開幕投手に決まったソフトバンクの千賀滉大投手が26日、今季初の対外試合に登板した。宮崎・アイビースタジアムで行われた「球春みやざきベースボールゲームズ」楽天戦で4番手として6回からマウンドに上がり、2回4安打2失点だった。

 1イニング目の6回。先頭の岩見を空振り三振に仕留めたが、続く山下の打球は自身のグラブを弾く内野安打に。後続にも中前安打と自身の野選がからんで1失点。2イニング目となった7回にも2本の安打で1点を失った。

 この日は変化球の制球に苦しんだが、これは今季新たに習得を目指すツーシームやカットボール、普段は多く使わないカーブなどを多く試した影響から。150キロ台を連発し、最速154キロをマークしたファストボールの多くはツーシーだったことを降板後に明かした千賀は「真っ直ぐ、フォークだけにならないように考えている。どう広げていくかがポイントと思っている。真っ直ぐは綺麗に投げられている。あとのボールをどう操るか」とコメント。対外試合初登板は結果を求めるのではなく、試行錯誤の場としたようだった。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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