飲酒運転&“逃走”の姜正浩、フィールド外で成長誓う「間違った選択から卒業」

スプリングトレーニングに臨むパイレーツ・姜正浩【写真:AP】
スプリングトレーニングに臨むパイレーツ・姜正浩【写真:AP】

2016年オフの事故でほぼ2年間メジャーから遠ざかる「ガッカリさせる存在だった」

 24日(日本時間25日)のマーリンズとのオープン戦で2打席連続アーチを放ったパイレーツの姜正浩内野手。16年オフに韓国で飲酒運転の末に事故を起こした影響で、ほぼ2年間メジャーから遠ざかっていたが、今季は復活が期待されている。地元メディア「トリブ・ライブ」は、姜正浩が「フィールド外での成長」を望んでいると伝えている。

 記事では、姜正浩について「ここ2年はガッカリさせる存在だったが、MLBでの最初の2年間ではかなりの有望な選手であった韓国のスーパースター」と紹介。オープン戦での2打席連続ホームランについても触れ、「左翼方向に流れる風があるため、彼が本来の姿を取り戻したと言うには時期尚早であるけれども、この三塁手にとっては幸先の良いスタートであった」としている。

 姜正浩は遊撃と三塁を守りながら、メジャー1年目の2015年に126試合出場で打率.287、15本塁打、58打点、2年目は103試合出場で打率.255、21本塁打、62打点と好成績をマーク。しかし、2016年12月に韓国で飲酒運転の末に事故を起こした。しかも、現場から一時は“逃走”。戻った後も同乗者が運転していたと主張したことなどもあって、韓国国内でも批判を浴びた。

 過去にも飲酒運転をしていたことから、米国の就労ビザが発給されず、2017年を棒に振る形に。昨年春にようやくビザがおり、4月にパイレーツが復帰を発表。その後、マイナーに合流し、9月28日のレッズ戦でメジャー復帰を果たすと、3試合に出場した。そして、オフにパイレーツと再契約。今季は三塁のレギュラー候補の一人と見られている。

「野球から離れている時でも、僕は人として成長していきたい」

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