前田健太、快投スタート 黒田博樹氏の元女房役とコンビ「投げやすいです」

ドジャース・前田健太【写真:Getty Images】
ドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

オープン戦初登板で1回無安打2K「感覚も内容も良かった」

 ドジャースの前田健太投手が26日(日本時間27日)、ロイヤルズ戦に先発して1回無安打無失点2奪三振と好投した。オープン戦初登板で3者凡退と結果を残し「いい感じで投げられました」と手応えは上々。メジャー4年目のシーズンへ、余裕すら感じさせる“スタート”となった。

 前田は先頭メリフィールドを見逃し三振に仕留めると、ハミルトンにはファウルで粘られたが、最後は10球目の78マイル(約126キロ)のカーブで見逃し三振。最後はゴードンを二ゴロに打ち取った。

 予定通り1イニングで降板。17球で3アウトを奪い、最速は91マイル(約146キロ)だった。

 降板後には「いい感じで投げられましたね。今の時点ではいい感覚、これから徐々に上がってくる。回数を重ねていけばもっと良くなるかな」と納得の表情。「結果よりも内容が今は大事。感覚も内容も良かった。いいスタート」とうなずいた。

 この日は、9年ぶりにドジャースに復帰したベテラン捕手のラッセル・マーティンとコンビを組んだ前田。元広島の黒田博樹氏もドジャース、ヤンキースでコンビを組み、絶大な信頼を置いていた捕手だ。黒田氏は90試合でマーティンとバッテリーを組んでおり、メジャーでは最多となっている、

 前田は「彼はたくさん経験がありますし、色々話しながら、ピッチャーの気持ちを優先してくれるキャッチャーとは感じているので投げやすいです。(オースティン)バーンズも両方投げやすいのです、どっちと組んでも問題ない」と話す。前田にとって、ポジティブな材料となることは間違いなさそうだ。

 最後に「しっかりと開幕した時にいい結果を出せるように準備するだけ、1年間通していい結果を残せるようにしっかり準備したい」と誓った右腕。1年間ローテーションを守るための準備を着々と進めている。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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