元Gマイコラス契約延長で地元メディア歓喜「カブスに勝利」 その理由とは…

カージナルスのマイルズ・マイコラス【写真:Getty Images】
カージナルスのマイルズ・マイコラス【写真:Getty Images】

2017年オフにカブスが右腕獲得を目指したという報道も…

 26日(日本時間27日)にカージナルスと4年総額6800万ドル(約75億2000万円)で契約延長に合意し、記者会見を行った元巨人のマイルズ・マイコラス投手。昨季18勝を飾った右腕が2023年まで在籍することに、マイク・シルト監督は「今後のチームの支柱として、マイコラス以上の選手は考えられない」と大喜びしたほどだ。大歓迎するのは地元メディアも一緒。地元テレビ局「KSDK」公式サイトでは特集を組んで報じた。

 記事では、マイコラスとの契約延長したことで、近年は先発ローテに厚みが足りなかったカージナルスは「長期保証を得た」と太鼓判を押している。今季のパフォーマンスを見ずして、開幕前に契約延長したことについても、時期尚早ではなかったと断言。さらには「別の戦いでカブスに勝利」したとも言っている。その「別の戦い」とは……。

 2017年オフ、メジャー復帰を目指して巨人を退団したマイコラスについて、当時カブスも獲得を目指していたと報じられた。だが、右腕が選んだのは同地区ライバルのカージナルスだった。その後、カブスはダルビッシュ有投手を6年1億2600万ドル(約139億1200万円)で獲得。記事では「クレイジーな金額を費やした」ものの「ダルビッシュの2018年は悲惨だった」と評価し、同時に「マイコラスは輝いた」と鼻高々だった。結局、マイコラスは2年契約+4年の契約延長で、ダルビッシュと同じ6年間の契約となったが、年俸総額は8350万ドル(約92億1900万円)で球団にとってお得感があふれるもの。“賢い補強”という点で、カージナルスに軍配が上がったとしている。

 昨年より注目度が高まった今季、マイコラスがどんなパフォーマンスを披露するのか。真価が問われる1年となりそうだ。

(Full-Count編集部)

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