日米通算は松坂&岩隈の170勝、次の200勝投手誕生は…今季達成が予想される記録【勝利数】

巨人大竹は100勝へ3、阪神メッセンジャーも大台到達へ

◯現役投手の日米通算勝利数5傑
1 岩隈久志(巨) 170勝(NPB107勝 MLB63勝)
1 松坂大輔(中) 170勝(NPB114勝 MLB56勝)
3 田中将大(ヤンキース) 163勝(NPB99勝 MLB64勝)
4 ダルビッシュ有(カブス) 150勝(NPB93勝 MLB57勝)
5 上原浩治(巨) 134勝(NPB112勝 MLB22勝)
5 前田健太(ドジャース) 134勝(NPB97勝 MLB37勝)

 日米通算でも今季200勝に達する選手はいない模様だが、2~3年先には大台に達する投手が出てくる可能性は大いにある。

 NPB単独での100勝投手は現役で11人。上記の10傑に加えてソフトバンクの中田賢一が100勝で続いている。今季、過去136人が達成しているNPB通算100勝を達成する可能性のある投手は、5人いる。

大竹寛(巨) 97勝(2003-2018)あと3勝
成瀬善久(オ) 96勝(2006-2017)あと4勝
メッセンジャー(神) 95勝(2010-2018)あと5勝
吉見一起(中) 88勝(2006-2018)あと12勝
館山昌平(ヤ) 85勝(2003-2018)あと15勝

 いずれも実績のある投手であり、今季中に達成する投手は出てくるだろう。メッセンジャーはアメリカ出身としては、スタンカ、バッキ―(いずれも100勝)を抜く記録が十分に期待できる。

 この5人に続いて巨人の菅野智之は現在76勝。100勝は再来年になりそうだが、8完封し、2年連続沢村賞を受賞した昨年の勢いを見ると、2013年の楽天、田中将大(24勝0敗)同様の活躍をして、一気に100勝に迫る可能性もあるだろう。

 200勝など往年の大記録は望み薄だが、それでも今シーズンも興味深い記録達成が期待できるのだ。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY