菊池雄星、OP戦2度目先発へメジャー流調整 憧れイチローと“初共演”の可能性も

マリナーズ・菊池雄星【写真:田口有史】
マリナーズ・菊池雄星【写真:田口有史】

3日敵地ロイヤルズ戦の遠征メンバーにイチローの名前も

 マリナーズの菊池雄星投手は1日(日本時間2日)、オープン戦2度目の登板を翌日に控える中、日本時代とは違ったメジャー流の調整を行った。守備練習などで全体練習を終えた後、まずは座らせた通訳を相手に持ち球の軌道を確認するように約20球。そこから、少し間を置いてフォームを確認するように軽めに約15球を投げて終えた。

「本来であれば試合の前の日は、ピッチングを(ブルペンで)軽くしてましたけど、今日はちょっと抜いてみて。それでどうかっていうところを」

 登板前日にブルペン入りした日本時代の調整をやめ、この日は平地で軽めの投球で済ませた。日本でも中4日での登板はあったが、わずか数回ほど。日本より短い登板間隔での調整法を模索する中で、今回は主にライン二ングやウエートトレーニングを行うメジャー流に取り組んだ。前回2月25日(同26日)からの中4日は「あっという間に来たなという感じはあります」と話した。

 次回2日(同3日)敵地ロイヤルズ戦での登板では、2回29球を投げた前回登板で浮かび上がった課題の修正に取り組む。

「スライダーが前回納得いくボールが少なかったので。そこは自分の軸として大事にしている球ですので、そこを修正していきたいと思います」

 この日、クラブハウスに張り出された翌日の遠征メンバーの中には、憧れのイチローの名前もあった。今春はまだ2戦連続スタメン出場したことのないイチローだが、菊池がマウンドに上がっている間に外野を守り、“初共演”する可能性は十分にある。メジャー流の登板間隔調整法がどう影響するのか。オープン戦2度目の登板に注目したい。

(木崎英夫 / Hideo Kizaki)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY