フレッシュな中継ぎ争いに注目 巨人期待の左腕・大江が救援で7回2/3無失点中

原新監督のもと若手も着々とアピールを続けている【写真:Getty Images】
原新監督のもと若手も着々とアピールを続けている【写真:Getty Images】

大江だけでなく、吉川光、戸根、桜井、坂本工も楽しみな存在

 巨人の大江竜聖投手が2日のヤクルトとのオープン戦(東京ドーム)で8回から登板し、1回無失点。高卒3年目左腕が初の開幕1軍入りへアピールを続けている。

 大江はキャンプの練習試合から実戦5試合で7回2/3を無失点投球を続けているだけでなく、ヒットも許さず、23人の打者を続けてアウトに取っている。先発としての能力もあるが、今年の巨人では貴重な左のセットアッパーとして期待されている。まずは1軍を経験させ、段階を踏ませたいというチームの思いが感じられる。

 東京・二松学舎大付の1年生夏から公式戦に出場し、小さな体ながら力強いストレートとスライダーを武器に甲子園でも登板。幼い頃から同じ左腕の杉内俊哉投手(現・巨人ファームコーチ)に憧れ、理想としていた。その憧れの存在と同じチームに入団し、自主トレにも同行させてもらうなど、貪欲に技術を磨いてきた。

 今年の巨人は、沢村が先発転向、マシソン、上原らの調整が遅れており、勝利の方程式が定まってはいない。一方でそれをチャンスと受け止め、この日のオープン戦で好投した吉川光や大江、戸根、右投手では桜井、支配下となった坂本工らがアピールを続けている。フレッシュな中継ぎ争いも今年の巨人の注目のひとつだ。

(Full-Count編集部)

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