広島ドラ1小園、プロ1号&初マルチで開幕1軍アピール! 「1軍という気持ちは強い」

“プロ1号弾”を放った広島・小園海斗【写真:安藤かなみ】
“プロ1号弾”を放った広島・小園海斗【写真:安藤かなみ】

第1打席で俊足を飛ばし一塁内野安打、第3打席は右翼席へ完璧な一発

■広島 10-4 西武(オープン戦・3日・長崎)

 広島のドラフト1位ルーキー・小園海斗内野手が3日、西武とのオープン戦でプロ1号を放った。この日も途中出場となったが8回の第3打席で右翼席へ完璧な一発を放つなどマルチを記録し、開幕1軍に向け猛アピールを見せた。

 完璧な一撃に球場に集まった鯉党が歓喜に酔いしれた。6点リードで迎えた8回の第3打席。0-2と追い込まれてからの3球目。左腕・武隈のスライダーを捉えた打球は右翼席へ飛び込むプロ1号ソロとなった。

「前の打席、三振してしまったので、左ピッチャーで同じタイプだったので開かずに打っていこうと思って振りぬけたのでよかった」

 4回の守備から途中出場すると、5回の先頭で迎えた第1打席で俊足を生かし一塁内野安打を放ちオープン戦3試合連続安打を記録。その後、無死二、三塁から西川の左前適時打で同点のホームを踏んだ。

 この日は3打数2安打1打点とプロ入り初のマルチ安打を記録。これでオープン戦は出場3試合で全て安打を放ち7打数4安打、打率.571、1打点、3得点と勢いは止まらないが「いい調子で来ていますが、それに満足することなくこれから前進していきたいなと思います」と慢心することはなかった。

 自身が目指すのはあくまでも開幕1軍。「1軍という気持ちは強い。オープン戦と試合は全然違うと先輩方もいっているので、より一層気を引き締めないといけない。本当に1打席1打席を大切にやってます」と気を引き締めていた。

(安藤かなみ / Kanami Ando)

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