Rソックス新守護神候補が目指す上原の背中 「コウジは素晴らしかった」

レッドソックスでクローザーとして活躍した上原浩治【写真:Getty Images】
レッドソックスでクローザーとして活躍した上原浩治【写真:Getty Images】

昨季62試合を投げた28歳右腕、マット・バーンズが抑え候補の1人

 昨季、ワールドシリーズを制したレッドソックスはクローザーのクレイグ・キンブレル投手がFAとなり再契約は厳しい状況となっている。そんな中、地元TV局は新守護神候補に生え抜きのマット・バーンズ投手の名を挙げている。

 ボストンのテレビ局「NESN」は「レッドソックスのマット・バーンズが2019年にクローザーになれると信じている理由」と見出しを付け、守護神候補を紹介。記事ではキンブレルとの再契約の可能性が低いと見られており、「レッドソックスは新しいクローザーを必要としており、マット・バーンズはその役割を担う男かもしれない」と報じている。

 守護神候補にはバーンズの他にも、広島でプレーした経験のあるライアン・ブレイシアやタイラー・ソーンバーグ、ヒース・ヘンブリー、ブランドン・ワークマンらが名を連ねている。また、インタビューを受けたバーンズはクローザーへの意欲を見せる中、かつての守護神・上原浩治投手についても語っている。

「常に自分がクローザーになれると思っていたけど、ボストンのクローザーの系譜は、僕がメジャー昇格した時(2014年)はコウジで、コウジは素晴らしかった。そして、コウジの後はクレイグだった。クレイグはもう投げなかったとしても殿堂入りする。この2人は9回を完璧に抑えていた」

 それでも2016年に62試合、17年には70試合、昨年は62試合に登板するなど経験を積み、バーンズ自身も自信つけてきた。

「ここ数年間で、リーグについて、自分について、自分の投球を最大限に活かす方法について多く学んだ。毎年向上し続けていて、更に向上する余地は間違いなくある。試合終盤で投げることは問題ない。ここ数年やってきたからね。自分の役割がどうなるかは分からないけど、もし9回だとしたら、それは問題ないし、自信を持っている」

 上原の背中を見て、学んだ一人の投手がレッドソックスの9回を守ることになるかもしれない。

(Full-Count編集部)

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