ソフトバンク・サファテが「調子が良すぎて」? 6日の西武戦登板を回避

ソフトバンクのデニス・サファテ【写真:藤浦一都】
ソフトバンクのデニス・サファテ【写真:藤浦一都】

倉野コーチは「自分の力を取り戻すことが優先」

 ソフトバンクは4日、ヤフオクドームで投手練習を行った。ひと足早く練習を終えたサファテが、記者に囲まれておよそ8分間の独演会を開いた。

 サファテは、まず現在の調子について「宮崎で投げた時よりも良くなっているし、調子も上がっている。早く試合で投げたいよ」と語った。しかし、6日の西武戦で予定されていた登板は回避することが決まった。

「すごく調子が良くて、逆に張り切りすぎるからね。筑後で味方相手に投げてから次の巨人戦あたりで投げられたらと思っている。倉野さんも手術明けだから時間をかけてしっかりやっていこうと言ってくれている。去年はオープン戦で6、7試合くらい投げたけど、それは投げすぎだと思う。3試合くらいで十分だよ。ブルペンでも何度か投げているしね」

 倉野信次投手コーチは登板回避について「良くはなっているがまだ波がある。1試合減ることはそんなに大きな問題ではない。彼の場合は自分の球を取り戻せるかどうかだけ。それができれば高い確率で抑える投手。試合で投げることより、自分の力を取り戻すことを優先させたい」とした。その思いはサファテ自身にもしっかり伝わっているようだ。

 宮崎に来た時点で去年から10キロ減っていた体重もすでに3キロ戻ったという。何よりも宮崎から福岡に戻ったことが気持ち的にも大きいようだ。

「宮崎ももちろんいいけど、福岡に戻ってファンの皆さんにも会えたし、ビジョンも大きくなったし、自宅でくつろげるからね。(報道陣の)みんなも1か月宮崎にいて早く帰りたかったでしょ?」

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