西武激震! 開幕投手の多和田、内海ら先発3投手にアクシデント

西武・内海哲也【写真:安藤かなみ】
西武・内海哲也【写真:安藤かなみ】

内海が左前腕肉離れで開幕黄色信号、多和田は発熱で登板回避、榎田は左肩の張りで調整遅れ

 西武は5日、内海哲也投手が4日に都内の病院で検査を受け、左浅指屈筋(せんしくっきん)の軽い肉離れと診断されたと発表。開幕ローテ入りが厳しくなった。また、エースの多和田真三郎投手が都内の病院で検査を受け、扁桃炎による発熱と診断されたと発表。先発予定だった6日ソフトバンクとのオープン戦を回避することが決まった。

 パ・リーグ2連覇を目指す獅子軍団に激震だ。巨人から加入した内海は2日の広島とのオープン戦(佐賀)で対外試合初登板に臨み、3回1安打無失点と好投。試合後に辻監督が開幕ローテーション入りを明言したばかりだったが、まさかの戦線離脱となった。小野コーチは「時間がかかるか分からないけど、慌てさせるのは絶対に駄目。(開幕ローテは)計算に入れません。いないものとして考える」と表情を曇らせた。

 内海は6日からB班に合流する。辻監督は「開幕はちょっと難しいかも。あるものでやるだけ。1日も早く復帰してくれることを望みます」とコメント。渡辺久信GMは「この前の登板で(やったみたい)。(開幕は)行けるかもしれない。回復量は人それぞれ。全治はわからない」とし、2、3日後にネットスローを再開する予定を明かした。

 3月29日のソフトバンクとの開幕戦で先発投手に指名されている多和田が扁桃炎による発熱で戦線離脱した。昨季リーグトップ16勝を挙げた右腕は数日で戻る見込みだが、キャンプ中にも発熱で一時離脱している。小野投手コーチは「自己管理不足。今の時期に風邪を引くって……我々はプロだからやってはいけないけど、なったものは仕方ない。本人の状態確認しないと。次(の登板)はまだ未定です」と話した。

 チームでは榎田大樹投手が2月25日に左肩の張りを訴えて戦線離脱。すでにキャッチボールを再開しているが、開幕ローテーション入りは厳しい状況となっている。リーグV2へ、いきなり試練が訪れた。

(安藤かなみ / Kanami Ando)

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